昨日12日の雪模様一転、午後からすっかり日差しが暖かくなってきたので、鎌倉で行ってみたいところを考えてみた。
そこで浮かんだのが「建長寺」。「けんちん汁」発祥と言われ、鎌倉時代1253年に鎌倉幕府第5代執権北条時頼によって創建された寺である。今まで「建長寺」の前は、何度が通ったことがあるが中に入ったことが無い。特に、何も下調べもなく、思い付きで家を出た。昨日の極寒で桜の開花も遅れたことだし、まあ新型コロナの影響で、観光地鎌倉は、結構空いているだろうという目論見もあった。そうもう一つの目的は、その時は過ぎたが、ホワイトデーとしてのお返しもいいものがあればと思い、鎌倉に5か所くらいあると言われる「チョコレート屋」に行くこと。
さて、鎌倉について西口(江ノ電側)に出て、ロータリーの左の御成通りに入る。そこの「チョコレートバンク」に立ち寄る。基本的に、チョコクロワッサンを食べるところで、ちょっとしたプレゼントというよりは、高価なチョコのお土産だなと思い後にする。
その後、東口に抜ける線路下を潜る手前左にある「ダンデライオン・チョコレート」に立ち寄った。こちらは、プレゼントになりうる品揃えなのだが、値段と物のインパクトがイマイチ自分の中でマッチしない。帰りにまた寄ることにする。それから、線路下を潜り、東口ロータリーに出て、「小町通り」に入る。
想定以上に人が歩いている。結構年齢層は若い。やはり色々活動したい年頃なのだろうね。「小町通り」に入ってすぐのところの2階あたりにお店「イル・ド・ショコラ」があると妻から聞いたのだが、見当たらない。そこを抜け、更に進むと、「まめや」の交差点を左に曲がったところにお店「バニラビーンズ」があると聞いたが、見付けられない。引き返し、「小町通り」を進む。すると「cacao(カカオ)」というお店があり、「アロマ生チョコタルト」を売っている。一時間に1回焼きあがるようです。が、これは、購入したらすぐ食べる系なので、何時渡せるか分からないので購入を見送る。ちょっと暑いからか若者の鎌倉ビール立ち飲みが多い。
結局、何も買わず「鶴岡八幡宮」の横を通って、坂を上ってトンネルに入り、下り始める。すると、右に「建長寺」が見えてくる。駐車場を横切り、「総門」をくぐる。右にある受付で拝観料(500円)を払う。桜並木(桜開花は1,2輪)を通って立派な重要文化財である「三門」を潜って、「柏槇の庭」を通り、重要文化財「仏殿」で拝礼(合掌一礼)をする。右手には、創建当時から残っている国宝「梵鐘」、結構立派(2.1m)にです。
それから重要文化財「法堂」(天井に小泉淳作筆の5本指の雲龍図は圧巻です)、重要文化財「唐門」(元は徳川秀忠夫人「江」に由来し「増上寺」にあったものを移築、装飾が立派です。)を見て、右手から釈迦如来が祀られている「方丈」(京都の般舟三昧院の本堂を移築)の建物に靴を脱いで上がる。殿の廊下をぐるっと回ると大覚禅師作の「庭園」が広がる。ちょうどこの日は、庭の手入れをしている最中で3,4名の方が芝生の手入れをされていた。建物を出ると、縦長い境内の奥に更に奥に進みます。5分弱道を歩くと、「半僧坊」の鳥居が見えてきます。
どうやら、「半僧坊」の神殿は、ここから10分山を登ったところにあるらしい。折角来たのだから登ることに。まあまあきつい階段を折り返し折り返し登り、お清めをしたあと、更に階段を上がると神殿が見えてきます。左右には、「天狗」が配置されています。本殿の右に行くと、展望台への入り口があり、そこから、不揃いな奥行きの狭い階段を5分くらい登ると、目の前が開けてきます。遠く、「伊豆大島」を望むことができます。反対側は、「みなとみらい」が見えます。この天狗の山を向こう側に降りることもできそうでしたが、引き返します。先ほどの、「天狗」の像の周りには、小さな天狗の像が、10体以上配置され、思い思いの格好をしています。結構見ていて楽しいです。ここは、おすすめスポットです。
「建長寺」を後にし、再び「小町通り」に入ります。チョコレート屋を再び探しますが、結局あと2軒は見つけられず、「ダンデライオン・チョコレート」に再度入店し、品定めをし、西口のとんかつ勝烈庵の隣にある「ボンヌカフェ」も店前を通りましたが、購入に至らず、鎌倉を後にしました。
気になっていた「建長寺」、「半僧坊」の天狗像に満足した半日でした。
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