「円覚寺」から徒歩5分以内に、「東慶寺」がある。同じ臨済宗で円覚寺派に属する。
北条時宗夫人である覚山志道尼が開創。封建時代は女性から離縁できなかったため、その救済の駆け込み寺であった。明治までの600年間「縁切寺法」を守ってきた「尼寺」で明治35年(1902年)から男僧寺となり、男性でも境内に入ることができるようになったとのことである。
階段を上り「山門」を潜ると、右手に受付があり入山料200円を納める。このお寺は、四季折々の植物が植えられ、きれいに手入れがされている様子が分かった。ちょうどこの時期は、彼岸桜と木蓮を楽しむことができた。しかし、この寺は、梅並木が立派で、1月下旬~2月中旬に来れば、また違った境内の景色を楽しむことが出来たものと思う。
墓苑にも足を踏み入れたところ、比較的きれいな感じを受けつつも、通り道の横や杉の木にも苔生した様子から歴史と日本の風情を感じました。