Categories: イノベーション

新規ビジネス(1-8)

どうすれば、契約先の技術を効率よく引き出せるのか、自分たちが納得できるのかに悩む日々。

予算獲得して既に8か月。

予算獲得したピッチでは、19年年内に可能性のフィジビリティスタディ第一フェーズを終えることになっていたが、未だに、フィジビリティの第一フェーズ検討中。

やはり世の中に無いものは色々な意味で難しい。

このフィジビリティスタディには、ある目的の素材データが多く必要なのだが、新型コロナが原因で、思ったように素材データが集まらない。これは、お金を掛けても集まるものではないので、何ともしがたい状況なのです。

先日、そのフィジビリティスタディの業務委託先から中間レポートを受け取った。彼らとは、週1回ミーティングを行っている。進めている技術検討状況を確認し、次の手を一緒に考えるために、Face to Faceのミーティングをしたいのだが、このご時世、テレワーク中心で、他社との接触を極力避ける行動を取る必要があるため、なかなか叶わない。契約して5週間で、1回しか顔合わせが出来ていない。特に、中間レポートに向けての最初の一山で、上手く踏み込めない気がしてならない。この理由も、素材データがうまく集まらないために、私たちと委託先間で、データに基づいた納得した定義が出来ないことにも大きな理由になっている。

彼らは、非常にユニークな技術を持っているのは間違いない。ただ、私たちが求めているものに対して、彼らが既に持っているどの技術を、どのように駆使すると答えが近づくのか、また、彼らが持っていない新たな技術、考えをどう持ってくると答えに近づくのか、が見えないのだ。

私たちは、彼らの持つ技術のうわべしか知らないために、彼らのアプローチをどう方向付け、どう発展させれば加速するのか、最終的に私たちが納得するためにはどうしたらいいのかがモヤモヤしている。

2週間前に、彼らが見せてきた解析結果に対して、更に突っ込んでもっと細かく値を刻んだら面白い結果が出てこないですか?と言って、1週間後、以前より面白い結果が出てきたという。やり方、見方を変えると、面白い結果が出るじゃん、と思えた瞬間です。

しかし、山は、まだまだ高く、どういう道を通って登っていくと、少しづつでも登っていけるのだろうか?どう、相手に対して働きかけると、登っている感じが感じられるのか。

そして、今週、来週の定例も、テレワーク会議しか出来ないので、非常にもどかしい。相手とのコミュニケーションをしっかり取って、彼らの引き出しから、面白い技術を引っ張り出して、組み立てていく作業をコツコツしていくしかないのだろう。

世の中に無いものを生み出すのは、本当に難しいと改めて思った1か月でした。でも、少し登れた。この実感が面白い。

Ohtani Hisao

1967年生まれ。高校卒業まで大阪→名古屋→福岡→島根で生活。今は、神奈川県逗子市に在中。都内の会社に勤め、同居は、妻と子供2人(2020年時点 大学生)。無理をしない程度に、読書、映画、美術鑑賞、スポーツを楽しんでいます。特に2019年春からSUP(Standup Paddle Surfin)に奮闘中です。ブログで奮闘ぶり更新中です。

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