魚佐次(逗子)


逗子駅前にある活気のあるザ・魚屋さん「魚佐次」。

逗子に住み始めて20年近く、多目に見て3回/月、少なめに見て2回/月通っている魚屋さん「魚佐次」が逗子駅前にある。

逗子の駅前交差点という好立地にあるため、人の目に留まりやすく、信号待ちの人も(生魚の匂いがするからかもしれないが)気になる活気のある魚屋です。

祝日、日曜は、市場の関係でお休みですので、普段(テレワークの前)は土曜の雨が降っていないとき、魚貝が食べたいときに自転車で行きます。

最近は、こういった「ザ・魚屋さん」が少なくなったので、ほとんどの人たちはスーパーの鮮魚コーナーでの買い物になっていると思う。お店では、8人くらいの店員さんが常に掛け声や冗談を言って場の雰囲気を和ませ楽しませてくれる。魚を物色していると、話しかけられ、本日お薦めの魚や、選んだ魚をどう調理するのかなどの話になります。注文した魚を、料理に合わせて捌いてくれるるのをずーっと見ているのも飽きない。

魚佐次 (逗子)
魚佐次 (逗子)

逗子には、米軍住宅があるので外国の方も比較的多く、その友人なのか、観光客なのかは分からないが、日本の魚屋さんが珍しいのか、ビデオに納めたりしている。外国の方でも、日本語達者な方は、流暢に、魚の名前を言ったりして面白い。外国の方だけでなく、小さいお子さんも、目を輝かせて魚を見入っている。普段、魚そのもの、それも色々な魚の形を見ないからなのかな、と思う。

「魚佐次」に行くと、向かって左端の刺身のショーケースから、右端の貝類のところまでゆっくり歩き、自分の感覚で、食べたいものを2、3点注文する。スーパーでは、並んでいる魚は安定供給の都合上定番なのだが、ここは、その日に揚がったものを仕入れるので、行ってみないと何があるか分からない。なので、何を買おうとあまり考えずに行くことが多い。その場で、季節を感じたりできるのも楽しみの一つ。

カマスの一夜干し中(2020年4月25日)
カマスの一夜干し中(2020年4月25日)

私が購入するものは、大体以下のもの。

  • 甘塩鮭(ノルウェー産):これが厚切りで、柔らかく、塩加減が薄めでちょうどよく、脂ものっていて、他のお店の鮭が食べられないと思うくらい。
  • 「切り落とし」:マグロの中堕ちで、お店で柵を作った際の中骨の周りをまさにスプーンですくって盛ったもの。コストパフォーマンス初群です。
  • 墨烏賊:紋甲イカとも言われ、烏賊の王様みたなもので、刺身でも美味しいし、中華風の片栗粉でとろみをつけた炒め物も最高。この日も購入し、10~20秒茹でて、半生の刺身にしました。生と違った食感が堪らない。
  • 浅利貝、しじみ貝:時々、主にお味噌汁用に買います。しじみ貝は、地元「宍道湖」のものが出ているときは思わず購入してしまいます。赤だしで頂きます。春の時期の貝は身がしっかり入っていて最高です。
  • 牡蠣:広島産の1㎏(大小含め100個分)の樽入りを2000円くらいで買います。買った後、ニンニクと醤油で汁気が無くなるまで煮て、唐辛子入りのオリーブオイルに漬けてしばらく楽しみます。
  • 鯖:刺身用の柵にするか、しめ鯖用に3枚にしてもらい塩を付けてもらうかのどちらかです。とにかく、朝近海(三浦半島)で水揚げされたものなので鮮度は折り紙付き。
  • 鯛、平目、鰹、ヒラマサ:気に入った時は、一匹買い。基本刺身用に三枚に下ろしてもらうが、アラももらって、吸い物や炊き込みごはんの出汁に使います。鯛は、気合が入ると、岩塩焼きをします。(最近はやっていない。。。)
  • 石持、鰺など:焼き魚用です。お店の方の話だと、鰺は、煮たほうが好きらしい。
  • カマス:ほとんど干物用に開いてもらいます。本カマスは大きく食べ応えがあります。空気が乾燥した冬場からこの時期まで、時々一晩干します。塩加減は自分で調整できるので薄塩の干物を鮮度能くい叩けます。今回も4本買い、岩塩を振って一晩干しました。
  • まぐろ:赤身、中トロ、大トロの柵が刺身のショーケースに、他の魚介類と共に並んでいます。1000円~2000円くらいで、まあリーゾナブルだと思います。稀に買う感じです。
  • 干物:鰺、金目鯛、えぼ鯛、カマスなどを売っています。お薦めは、鰺です。これも一時期良く買っていました。

言い出せば、まだまだ色々あるのですが、ぱっと浮かんだのはこんな感じ。

本カマス一夜干し 完成
本カマス一夜干し 完成

スーパーだけでなく、地元の魚屋さんがあれば、そこで、季節の旬の魚をじっくり選んで、美味しく調理して楽しむのもいいのではないでしょうか?

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