2019年7月末で会社から頂いたバジェットが1年半でほぼ尽きたため、先週9日、会社の新規ビジネスに関わるマネージメントに向けて、以下の説明をし、次に向けて追加バジェットを頂けるかの審査を受けた。
1については、実現したい結果を求めて、2回に分けて使った技術開発費用と私の工数の1年半分の一部(10~15%)、あとは、技術開発に必要な情報を得るための機器購入、出張、外出の活動費でした。もちろん、メンバー内での飲食などには一円も使っていません。そこは、すべて自腹でした。
会社から頂いたバジェットに対して、自分たちが必要と思えるものは、基本的にマネージメントの承認を得なくても使っていいことにはなっていますが、普段の商品開発の中で、1円の利益を捻出し、その積み重ねで、利益を出していくことを承知しているので、打ち上げや、出張先の結束という名目で、自分たちの快楽のためには使えないです。まあ、真面目と言われればそうなのかもしれませんが、そこは、重要なことだと思っています。
もし、会社から頂いているバジェットを大きく越える利益を、そのビジネスで稼げるようになれば、プロジェクトメンバーでささやかな乾杯くらいはしようとは思っています。早くその日が来ることが楽しみです。
2については、以前から触れているように、世の中に無い目的に向けたサービスの達成なので、まったく試行錯誤。最初は、業務委託先である、その道のプロフェッショナルである彼らでさえギブアップしかけ、そこを、こちらのメンバー(私ではないKさん)の一言がヒントとなって、委託先の技術担当者も「確認してみます」ということから、現在に至っている。本当に、綱渡りで、ここまで来ている。自分たちの中では、事業化するレベルの6割くらいまで来ているのではないかと思っている旨を、マネージメントに伝えた。もう一山、1.5山越えると、事業化に踏み切れるのではないと自分たちは思っている。
3については、その1山、1.5山を越えるために、2つ、もしくは3つの技術構築が必要であると具体的な案件を明示し、更なる開発をお願いした。更に、ハードウェアのモックアップの開発費と私の工数の一部を含め、数百万円(かなり後半)を要求しました。
その説明(オンラインTeamsでの発表)後のマネージメントからの質疑も、その技術構築の難しさを攻略するために何が必要か?ということ、(私たちメンバー3人がエンジニアなので)メンバーの求めている技術の精度、品質を完璧にすることをし始めると、時間とお金がひたすら掛かってしまうので、妥当な品質レベルで折り合いをつける必要があることがコメントされた。世の中へのニーズ、市場性は明確で、新規ビジネスとしての素性は、非常にクオリティが高いとまで言っていただいた。
お客様に対価を頂ける技術品質への見極めと達成が、次のゴールになりました。
その日から、9日後の18日に、審査結果と寸評の発表があった。
結果は、外部への技術開発費用は丸々OK。私の工数もOK。ハードウェアのモックアップは見送り。ただし、活動費は認める。
という内容で、本業で忙しい中、ここまで進めてきたことのねぎらいと「早く、技術品質の見極めを期待している」ことと、開発に必要な情報の収集にかなり苦労している話はしていたので、その情報をきちんと集められるかを条件とする、とのことでした。
この条件は、19日にメンバーで確認して、すれすれ必要数分確保できていることが確認出来たので、外部への委託開発を継続することができそうである。
更にその先へのステップは、また一苦労、二苦労をしなければならないようだ。
まずは、第一フェーズから第二フェーズに移ることができたのが良かった。
メンバー3人ともテレワーク主体で、かつ「緊急事態宣言」中なので、打ち上げは全くできないのですが、気持ちは一緒だと思います。
こういった、新しいビジネスを考える際には、過去の私の経験上、一人ではどうしても難しいです。(この道の天才なら可能かも)今回は、3人がお互いアイディアを出し合い、尊重しあっているからこそ、苦難を乗り越えてきている気がしています。間違いなく、私一人だと、挫折していたと思う。
メンバーのAさん、Kさんに感謝です。