4、5年前に、たまたま見ていたあるテレビ番組で「きれいな青いお皿」が目に飛び込んできた。その皿をつくる窯元は、どこだろうと見続けていると「出西窯」と紹介され、それが島根県にあることを知った。私の地元も島根県ですが、焼き物に疎い私には初耳の名前で、早速インターネットで調べてみると、出雲の斐伊川の傍にあることを知った。
出西窯の<HP>では、出西窯について紹介があります。
スタンダードな作品としては、HP内のここを覗いてみてほしいのですが、テレビ番組で見た「出西ブルー」も「縁鉄砂呉須釉皿」のブルーをみたと思う。この作品は、平成元年に第 10 回日本陶芸展で優秀作品賞を受賞したものです。また、その皿とセットになるものとして「丸深鉢」がある。
その他、コーヒーカップ、土瓶、茶碗、ご飯椀、エッグベーカー、酒器など様々ある。
オンラインでも色々販売されているが、「SOLD OUT」になっているものも数多くある。しかし、実際に、窯元のお店に足を運ぶと、「SOLD OUT」になっている作品や更に多くの種類の作品にも出会える。
今回、作業場や窯をみることは、コロナ禍の影響で禁止されていたので残念ながら今回は見学できなかったが、次回には是非、じっくりと拝見したいものである。
入口(写真左手のかごのあるところ)から入って、右側(写真奥)には、私の目的とする「縁鉄砂吾須釉皿」と「丸深鉢」などがあり、左手(写真手前)は、急須、茶器などが並んでいます。
奥に入る(写真なし)と、右手には、箸置き、ご飯碗、コーヒーカップなどが並ぶ。ネックレスもありました。
回り込むと、二階にあがる階段がある。そこには、作品が陳列されていました。
階段を上ると、最近力を入れている「キャットボール」いわゆる、猫のご飯皿ですが、これが結構売れているようです。猫も、こういう高級な皿で食べる時代になったのですね。
そして、様々なお皿が所狭しと並んでいます。どれもこれも欲しいのですが、今回は、予算2万円ということで臨んでいるので、目的の物のみを購入しました。(次回の楽しみ)
そして、染め物のコーナーもお皿コーナーの右手回ったところにあります。
店内は、老若男女、特に若い方が多く、最近は、若い方も陶器にお金を掛けるのかな?
「出西窯」のショップの路を挟んで向かいには、洋服関係のお店、裏手には、ベーカリーとコーヒーのお店もあり、ひっきりなしにお客が訪れていた。地元に住む兄弟は3回目と言っていましたが、私は初めてここのパンを口にしたのですが、全体的に、生地がもっちりしていて、他のパン屋にはない独自性のある商品でした。特に、明太子のパンとカレーパンは驚きました。カレーパンは、揚げていなく焼いたカレーパンで、周りにはクミンがまぶされていて、生地はフワフワ、中のカレーは、スパイスの効いたしっかりとした味で、病みつきになりそうです。次回も外さないようにします。
駐車場は全てのショップに対して、80台くらいはあるそうですので、余程激混みでなければなんとかなりそうです。
私が今回購入したものは、上の7点、約1万7千円でした。
上の「縁鉄砂吾須釉皿」と「丸深鉢」は、写真では、ちょっと深いブルーですが、実際には、縁のところが淡いブルーで、中央になる、鉢の場合は底になるほど深いブルーになり、きれいなブルーです。上の写真では光が反射して良く分からないのです(出西窯 階段 の写真のブルーがその色です)が、このブルーのところは、ガラスのように鏡面になっていて、周囲の縁は、それとは異なり落ち着いた鉄色の色です。鉢は、陶器の肉厚があり、持つ時、しっかりと安心感のある感じです。
家には、白や淡い白(ベージュ)系のお皿がほとんどで、お刺身白身、サラダ、豆腐など白い料理は、コントラストがなく見栄えが良くなかったのですが、このブルーは綺麗なブルーなので、そういった白い食材も非常に引き立って、同じものなのに美味しく頂けます。ちょっと高価な食器を使うと、何故か背筋を伸ばしていい時間をおくっている気持ちになるから不思議です。
また、「手つきカップ」も私と妻用で購入。ここ数年、コーヒー豆から挽いてドリップしてコーヒーを飲んでいるのに、あまりきちんとしたコーヒーカップが無かったので、ちょっと高価なカップを購入しました。ソーサー付きのコーヒーカップは、食器棚がかさばるので、今までのマグカップに変わる気軽に使える「手つきカップ」です。
このカップ、色も出西ブルーのものとコーヒー色のもの。「手」は、私の手にはちょうど良くなじんで、痛くもなく、持ち上げるにも持ちやすい形状でした。口当たりの部分も、厚めで、外に広がっているので優しく当たり、非常に飲みやすい形状です。写真では分からないのですが、中の形状も、外の縁から少しずつ狭まっていって、底から2㎝くらいのところがら、少し広がっていて、単純な形状ではないのがいい感じです。質感、色ともに納得いくものでした。
妻も、皿、鉢、カップともに頻繁に使ってくれているので、気に入ってくれていると思います。
次回は、急須とエッグベーカー狙いなか。
エッグベーカーは、島根県松江市で大正11年に開かれた窯元「湯町窯(布志名焼)」(玉造温泉付近)(紹介サイト)の物が有名で、子どもの頃は、それでつくったバター入り目玉焼きに醤油を掛けてよく食べたものです。陶器との境界部分の焦げ部分が大好きでした。冬場の石油ストーブでじっくり焼いたものは最高でした。
「湯町窯」か「出西窯」で、早く行ったところのものを購入したいと思います。
手提げもなかなか良いデザインです。
購入するなら、窯元のオンラインショップが良いです。
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