ベネディクト・カンバーバッチ氏が、スティーブン・ホーキングを演じる。
ホイル教授の下で、宇宙物理学の研究をしているホーキング。教授の家で誕生会が企画され、そこにやってきたジェーンと出会う。そこで、二人は、ガリレオ・ガリレイの話や、宇宙についての話を語り合います。ところが、ホーキングに突然異常が発生します。病院に運ばれ、そこから入院が始まり、検査の連続。同室の少年が亡くなったために、病名の告知を求め、筋ジストロフィーと知り、余命が2年しかないことを知ります。しかし、ホーキングは、博士号取得のために、研究テーマの模索が始まります。ホイル博士が唱えた、「ビックバン」に興味を持ち、ホイル博士の論文を徹夜で読み漁り問題点を見つけます。それを、ホイル博士の発表会で指摘し、ホイル博士から厳しい態度を受けます。シャーマ博士から、研究者のあるべき姿を指導され、その後、宇宙物理学に特異点「無(ゼロ)」があることに行きつきます。
その後、汽車で移動するとき、大きな発見をします。そのころ、ジェーンと急接近。周囲の教授も、彼の偉大な発見について、スティーブンの父に語ります。ジェーンとも結婚し、子宝に恵まれ、更に功績を積み上げていきます。「博士と彼女のセオリー」は、どちらかと2人の関係に主眼があったが、この作品は、学問への探求心に主眼が置かれた作品で、非常に興味深い感想をもった。
病気発覚後、2年の余命と知って、2018年3月14日荼毘に付すまで50年以上生きられた方です。自分の使命を全うしたいと思う探求心と妻の献身的なサポートが生きることへの活力になったのだろうと思う。