チャーリー・チャップリンが、監督、主演を務めた誰でも一度は耳にした作品でしょう。私も、昔から本や話に出てきた記憶はありましたが、実際に見たのは数年前です。
ベルトコンベアで流れてくる製品に対して、次から次へと同じボルト締め作業を繰り返す単純作業をするチャーリー。近代化により効率化優先と考える経営者。チャーリーは、その効率化、単純作業で、ノイローゼになっていく。しかし、このノイローゼも、喜劇王チャップリンに掛かれば、コミカルで思わず笑ってしまう。病院送りになり、釈放されてもたまたまが災いしてデモ隊の中心人物と勘違いされ、刑務所に入る。刑務所出たところで、貧しい娘がパンを泥棒しているところに出くわし、自分が犠牲になり再び刑務所へ。しかし、そこに娘がやってきて護送車が横転したため、2人は仮の自由の身になり、生活を共にする。しかし、また波乱万丈を乗り越え、ついに2人は、自由を求めて違う街(場所)に向かって腕を組んで歩いていく。
必ず見ておいたほうがよい作品です。最近は、このモダンタイムスのような単純作業は、日本では90年代、00年代前半から見直され、仕事工程を多くしたり、セルラインといって、一人で1つの製品やほとんどを作ってしまうようになってきました。