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きっとうまくいく(2009年)

インド映画「きっと、うまくいく」は、社会問題を明るくコメディータッチで描き、涙もある。夢と希望を感じさせてくれる作品

1年前に見た映画。95%洋画を見ているのですが、前々から気になっていた「インド映画」をダメもとで摘まんでみた。

見始めたら最後、無茶苦茶面白いです。歌いながら踊ることは私にとってどうでもよい(映画館では、観客が一緒に踊りだすらしい。座りっぱなしより良いかも)。ストーリーとセリフ、テンポがとても良いのだ。

ストーリーは、貧富問題、詰め込み教育、アカハラといった社会問題を扱いながら、非常にコメディータッチでテンポよく話が進み、夢を叶えていくという話。

インド系映画と言えば、アーミル・カーン氏。彼が、主人公ランチョー役。ランチョーの口癖が「アリ・イズ・ウェル(きっと、うまくいく/Aal Izz Well)」である。舞台は、インドの工学最高峰の大学。ここに入学するために皆努力をしてくる。入学後も、厳しい教育が待っており、皆が首席卒業を目指す。が、少しずつ脱落、死を選ぶ者もいる。そういう中、ランチョーは、勉強せずに工学知識でいたずらばかりをする学生。その周囲の仲間は、一緒にいると楽しいが、各人ちょっと温度差を感じながら生活を送る。あるものは、勉強についていけなく親から怒られたり、あるものは、ランチョーをバカにし将来社長になり金持ちになるため猛勉強する。先生も手を焼く存在に。

そういった中、卒業式、首席は、ランチョー、圧倒的にトップ。つまり、彼は、工学の天才なのです。楽しんで工学を学んでいるのです。卒業を終えると、10年後に約束の場所に集まる約束をする。そして月日が経ち、そこに仲間が3人集まるが、ランチョーが来ない。そこで、社長になることができた仲間が、ランチョーに自慢し、バカにするために彼の実家に行くことを仲間に提案する。やっとのことで、ランチョーに実家にたどり着くのだが、実は、ランチョーは、その家の子供ではなく、その家の庭師の子供だということが分かった。更に、昔のランチョーを探しに出る。そこに待っていた結末、じーんと胸が熱くなりつつ、痛快な気持ちにさせるラストシーンが待っています。

この作品、タイトル「きっと、うまくいく」からも分かるように、最後までやりたいことを諦めずに続ける先に必ず希望があるというメッセージになります。見る価値があります。

Ohtani Hisao

1967年生まれ。高校卒業まで大阪→名古屋→福岡→島根で生活。今は、神奈川県逗子市に在中。都内の会社に勤め、同居は、妻と子供2人(2020年時点 大学生)。無理をしない程度に、読書、映画、美術鑑賞、スポーツを楽しんでいます。特に2019年春からSUP(Standup Paddle Surfin)に奮闘中です。ブログで奮闘ぶり更新中です。

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