マクドナルドを世界規模に育てた、レイ・クロックは、新しい物好きで、次から次へと仕事を変えている。映画導入部では、シェイク用ミキサーの販売員だが鳴かず飛ばずの状況。セールスの常套句は、鶏と卵話を引き合いに、ミキサーを先行投資し売り上げを上げことを話す。
彼は、次の言葉を心のバイブルとしている。「世の中に”執念(persistent)”に勝るものはない 才能があっても成功できないものはゴロゴロいる 天才も報われないのは世の常だ 学歴も賢さを伴うとは限らない ”執念”と”覚悟”さえあればまさに無敵だ 何事もの屈しない強さと安定した心と 健康管理 みなぎるエネルギー 日々それらを保ち続ければ 結果は必ず付いてくる 難しく思われるかもしれないが 未来を拓くのは君自身なのだ 我々の世代の最大の発見は人生は心の持ち方で変えられるということ エマーソンの言葉にもある”人は考えた通りの自分になる”」。
そこで、レイは、ディックとマックというマクドナルド兄弟のマクドナルド店からミキサーの大量注文を受け、そこに足を運ぶと、均一な品質をスピード・サービス・システムを導入し、15セントで、次から次へとハンバーガーを売りさばく光景を見る。
ここで、マクドナルドのハンバーガーの生い立ちを兄弟に聞き、すっかり魅せられてフランチャイズで全国展開する契約をマクドナルド兄弟交わし、急速に展開を始める。余りの速さに、マクドナルド兄弟は懸念を始める。
レイは、契約に縛られず主導権を取りたいが、兄弟がいい顔をしない。そうこうしているうちに、不渡りになり、レイの会社は倒産寸前。銀行からもそっぽお向かれたところに、コンサルタントと出会い、不動産業に舵を切る。つまり、投資家からお金を集め土を買い、その土地をお店を出したい契約者にリースする方法。これがうまくいき、マクドナルド兄弟の土地も買い取ってしまう。そこで双方が完全に衝突。しかし、お金の力の差は歴然としているため、レイは、お金で解決させる。
そうして築いたのが、世界100か国以上に展開したマクドナルド大帝国のサクセスストーリー。まさに、執念(persistent)で手に入れた栄光です。こういうやり方は、個人的には良いとは思わないが、成功を勝ち取るためにひらめきで突き進むことも必要だと思う。今回は、「スピード・サービス・システム」、「ゴールデンアーチのシンボルデザイン」「マクドナルドという名前の響き」がキーだったようです。