東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと(伊藤元重著)
長期的な人生戦略を立てて、幸せな人生を送るために今すべきこととは
伊藤氏は、クレイトン・クリステンセン教授の論文「イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ」を読んだきっかけで本著を書いたそうである。
ビジネス戦略があるように、人生の戦略をきちんと立てないと秀才でも幸せな人生が送れないとしている。
現在、新たな技術革新やグローバル化で、かつての「レイバー」から「ワーク」、そして「プレイ」に変わろうとしている。自分しかできない仕事をすることが大切。
- 読書:良い本に出会うこと。速読、ゆっくり読むことの使い分け。要点をマーカーする、手書きメモに残す。
- 発想力:様々な情報、資料、メールなどを分類して処理。話して整理。人とのやり取りで考えの発展。
- 質を高める:自分の仕事のことについて考える。人と違うことをする、考える。合理的な未来の自分を考える。
- 現場から学ぶ:現場の人のこだわりを聞く。プロの話も疑え、重要な変化に気づいたかも。
- ロールモデル:仲間の重要性を大切に。取り組む姿勢が大切。
知的活動の3つのステップ 1)外(本、講習など)から知識を習得する活動 2)自分で考え整理して発信(レポート、発表など)する私的活動 3)人とのインタラクション(ディスカッション、ディベートなど)を通じ思考を発展させる活動 日本の学生は1)が多い、この3つの活動が重要。
ほとんどネタバレ内容になった。伊藤氏は、必ず見るテレビ東京のWSBの開設者としても活躍されている。ということも、この本を買ったきっかけである。