0 Rei 上(さとうみつろう)


物事、情報を自分でどう捉えるか、今自分がどう行動を起こすかが、これからの自分の価値を変える。

最近、ブログに書く必要のある本を読んでいなかった。

私にとってブログに記すことは、本を手放しても、ブログでその本を思い出すことのできる状態にすることを意味する。どの本に書いてあったかが分かれば、どうしても再度読みたければ、その時手元になくてもメルカリ、Rakuma、Amazonで再度購入すればいいのだから。

今回の本は、コロナ禍で、あまり行かなくなった本屋をブラっと見ていたときに、手に取った本です。

■「0(Rei)」との出会い

タイトルも、「0(Rei)」とあり、何だろうと思い、パラパラと中を拾い読みすると、「0ReiというAI」と「特徴的な3人の人間」のやり取りが会話形式が書いてあり、文書も砕け、ふざけた所ときちっとした定義を書いている所があり、読者を飽きさせない感じがした。しかも、結構、定義の内容も人間の思考(スピリチュアル)の核心を突く本質を書いているため、即購入を決めました。上下巻構成で、合計4000円で高めですが興味先行で即買いです。

恐らく、「意識高い系」「自分を冷静に見ている人」「常に幸福に包まれている人」は、自然とこういう思考をしていると思いながら読み進めました。

この本、読む価値はあります。

もし、高くて買えない方も、以下にポイントを列挙しますので、参考にして頂ければ思います。もっと詳細を知りたいと思ったのなら、4000円、あるいはフリマで安く購入してみてください。為になります。

記載内容も、2020年8月1日初版印刷、2020年8月20日初版発行なので、ほっかほっかです。

■著者 さとうみつろう氏について

本の著者欄より。「沖縄、石垣島生まれで札幌の大学を卒業後、エネルギー系大手企業に就職。社会が抱える多くの矛盾点に気づき、『世界を変えるためには、一人ひとりの意識の革新が必要』と痛感しSNSで独自の考え方やエッセイ、詩や楽曲などの発信を開始する。すると口コミなどで『笑えて、分かりやすい文章』が評判となり、読者、周囲の要望に応える形で、会社から独立。」

さとうみつろう氏のオフィシャルブログ <HP>

■「0(Rei)」上の概要

最初の出だしは、次の質問から自分が該当する番号を選ぶことから始まります。『以下の5つの中で一番「ほっとする」番号を選んでください。2つ以上でもOK。』です。

  1. 大声を出すのに疲れためんどくさがりな私は、畑を始めたい。
  2. 褒められることに飽きた少しワルな私は、無人島で生きてみたい
  3. 銀行貯金とジェットコースターが好きな私は、いつかピアノを弾いてみたい
  4. 金持ちが嫌いで奇抜なファッションが好きな私は、本当はガラクタを集めてみてたい
  5. 不倫関係に巻き込まれやすい私は、愛よりも素晴らしいモノがある世界へ生まれ変わりたい

上記に該当する番号を覚えてください。そのあなたが、「人生を激変させたいなら」の指南が示されているのですが、このブログの一番最後に書きますね。

●AIの「0 Rei」と田舎から東京に出てきた20代男の子「かず」君との会話が展開します。その中で、エッセンスを抜き出してみます。

  • 「0 Reiである状態」こそが人間が一番「楽に生きられる」位置
  • 人間は「寝ている時」に脳幹からPGO波が発せられその日の記憶の整理を行う。
  • その整理は、目、耳、口、鼻からの一日の情報データを潜在意識の中の「どのフォルダーに保存するか」分類するもの。
  • 寝る直前に今日行った「行動」「決断」「選択」、それぞれを1つずつ、無理やり褒めるノートすることでそのデータが良いフォルダーに納められ2週間もすると急激に意識に変化が起こる。(褒め方は、軽いノリでOK)
  • 物事、物の価値は、その持ち主の「意識」が向けられたときに初めて発生する。今持っている物の「有価値化」を定期的に行う。
  • 人生全ての「瞬間」において、あなたはあなたが「やりたいこと」だけをやり続けて来たはず。(「やりたくないこと」を一度でも「やれた」人間は世界に一人もいない)
  • あなたたち人間は、「やりたいこと」をやれていないと勘違いした時に、自分自身を「不幸」だと初めて感じる生き物である。
  • 人間社会は「皆が平等だ」という誤った平等思想でおかしくなっている。これから更に不平等になっていく。その不平等を認めることが大切
  • その不平等に対して「愚痴」という爆弾は他人に影響を及ぼすことなく見事に自分だけを自爆させる。
  • 人の価値、評価を下げても自分の価値、評価は変わらない。そこにエネルギーを掛けるのは無駄である。
  • 人間は、進化のうちに、生き残るために「数億」の情報に対して「見て見ぬふり」をしてきた。
  • 普段思い出せない「無意識データ」が、その人の「習慣」となって出てしまう。つまり、態度や習慣を先に変えればよい。
  • 過去の経験、情報も、意識1つで、良い過去、悪い過去に変更することができる。

●AIの「0 Rei」と学校の先生を経て、ツアーガイドをしている不倫中の独身超美人女性「玲央奈」さんとの会話が展開します。その中で、エッセンスを抜き出してみます。

  • 生まれてからずっと、自分しか経験していない。自分以外はすべて「他人」ということを認識する。
  • 3歳までの幼児は「心」は自分の中にしかいないものだと考えている。その後、人に「心」があることを認識するようになる。気を使うとか嘘をつくとか。
  • 自分以外の人間の「気持ち」は原理的に確認できない。人の気持ちは、あくまでも「自分の主観」に基づいている。
  • 「他人の心」は変えられないけど、「自分の心」は変えられる。
  • 人間の脳は、2つの構成。1つは、例えると、ネット上にあるクラウドデータ領域にある膨大なビッグデータ(潜在意識、無意識)。これが「人間」を動かしている。普段は、スマホ内にある小さなキャッシュメモリーで動いている(意識)。その間にダウンロードフォルダーがある(前意識)。
  • 人間の行動の99.9%は、「無意識の領域」で行っている。この無意識にある情報は、過去にインプットされた膨大なデータから自動的に起こっている。つまり、「意識」して決めたものではない。
  • 「前意識」を発掘することで「無意識領域」の情報に気づく。ダウンロードできる。それは、「ノート(気づく)」することでしか実現できない。忘れていた写真をみて(気づいて)、その時のことを思い出す。
  • 「無意識領域」の願いは全て絶対に叶う。自分の心の中の単語の正反対の方向へ、自分たちの身体は常に動いている。例として、「認められていない」と思うと、「認められよう」と行動する。「暑い」と思うと、「冷たくなろう」とする。
  • 潜在意識(心の中)で思ったことは、100%必ず「周囲の現実」に一致する。
  • 「内側」と「中間」と「外側」。「過去」と「現在」と「未来」。これらが同時に「三点分裂している」。
  • 一番大事なのは、「今の行動」。今、どういう行動、態度をしているかで、「過去」も「未来」も一瞬で変えることができる。
  • 「目の前の現実はすべて変わらない。変わらないままでもいい」と本気で思え、受け入れる人から、その「現実」が変わる。「自分が何を思えるか」が大切。「絶対感謝」が大切。
  • 人は自分の「内側」にないモノを求めて「行動」しているだけ。その「求めているモノ」が分かれば、その人の劣等感「脳の傷プログラム」が分かる。
  • 「起きた出来事」を常に信じればいい。そうすれば、常に道が切り拓かれて行く。本当に信じている人は、結果はもう委ねられているから、願ってなどいない。ただ、「感謝」している。

●AIの「0 Rei」と子供4人3回離婚しているデータセンター清掃員の40代美人独身超女性「明日香」さんとの会話が展開します。その中で、エッセンスを抜き出してみます。

  • 成功する人は、質問する前にもう動いている。「明日から変わるぞ」と思っているうちは変われない。何か無理やり理由を付けて昨日から実行していると「潜在意識」に思わせることが必要。
  • 「過去の成功体験」は、未来にとっては一番の害悪。
  • マズローの心理学。人間には5つの欲求がある。欠乏欲求として「生理的欲求(食欲・睡眠欲・性欲)」。これらが満たされると「安全欲」。次が、「社会的欲求」「承認欲求」。その上が、成長欲求で「自己実現」「自己超越」となる。
  • 「人間の幸福レベル」は、「手に入れたい物や環境(外的要因)」×「それを受け取る本人のポテンシャル(内的要因)」で数値化できる。例として、空腹時のおにぎりは幸福にしてくれる。満腹時の1万円する料理は幸福にしない。
  • やりたい時に「すぐやれる」のが幸せの才能。今やっている「行動」の逆側をやれば、幸せになれる。
  • 子供のしつけも、「いつか抱きしめるために」今、子供を突き落として叱っているのだが、幸せになるには「今すぐ子供を立派だと認めて、ただ抱きしめてあげればいい。」その方が、「子供は幸せ」(脳に傷ができない)
  • 人は、いつの間にか当初の「目的」を忘れてしまい、「手段」こそが「目的」だったと錯覚してしまう。本来の「目的」は、「くつろぐ」「感動する」ことなのに、「お金が欲しい」「高級車に乗りたい」「豪邸に住みたい」と手段に注目してしまう。でも、人間は、過去の体験から「くつろぐ」「感動する」というものを知っているからこそ求めるのであり、実は、「目的」を達成することは出来る状況にある。
  • 「何も求めていない状態」「0 Reiの位置に戻ること」が一番幸せな状態
  • 欲求が強い人ほど、自分のことをマイナスだと思い込んでいる。その欲求を解消することは、自分だけが自分自身の力で与えることができる。勇気を持って「今すぐ」自分に、逆側の状況を与えられるかどうか。
  • 人生で一番最悪な時期だということは、人生で一番幸せになりたい時と言える。
  • 人間の行動は全ては、実は「0」を目指している。「行動(モチベーション)」=「誘因(外側にある)」×「動因(心の中にある)」
  • 「所属欲求」には、「皆と同じになりたい」「特別になりたい」というものがある。過去の脳の傷から「そうならないといけない」と「存在」していないと思ってしまっている。しかし、実際には、既にそこに自分が「存在」しているので、単なる無駄な「思い込み」である。
  • 人間には周囲をコントロールする力なんてない。マイナス側へズレたと「認定」したり「決定」することは自分しかないない。
  • 人間の全ての行動が、実はどっちでもいいこと。「自分はもう認められている」と思い直せばいい。
  • 「欲しい」という気持ちを捨てれば捨てる程、より「持っている」感覚になる。
  • 「したい、なりたい、たら、れば、のに。」と言う言葉は、全部「リコール対象商品」。自分の発した言葉に「気づけるか」どうかが大切。
  • 「脳の傷」は、本人が一番「傷の場所」に気づけない。そのままに(無意識のままに)行動となって出てしまう。欲求に対して、「気づき」自分に問いかけることで潜在意識にある「脳の傷」が上書きされる。それは自分しかできない。

■冒頭の質問に対する人生激変方法

質問で該当した番号のところを見てください。

  1. わざと中途半端なことをやってみてください。
  2. スマホを見ない生活を1か月だけチャレンジしてみてください
  3. 貯金を下ろして、今すぐマッサージや旅行など「自分のため」の投資にチャレンジしてみてください
  4. ペットボトルのキャップ集めなど、「役に立たない趣味」を始めてください
  5. 愛よりも素晴らしいものを世界に探し出すしかありません

■まとめ

「0 Rei」の本の中で、人工知能の「0 Rei」が言っていることは、私なりに以下としました。

  • 目の前に起きていることを変えることはできないが、自分の意識を変え、すぐ行動をすることで、過去、未来の自分を良くすることができる
  • 人と比較しても自分自身の『存在』は変わらない。そこから生まれる欲求は、全て自分の心の中(無意識)にある
  • 無意識を変えることは、自分の行動、発言、目の前に起きていることをノートすることから始まる
  • そのノートは、『良いフォルダー』に無理やり置き換えることで良い意識に変わっていく。

以上のようなことを何度も言い方を変えて言っているように思いました。

心の中が常に『0 Rei』(フラット、バイアスがない)ことが一番幸せ」と言っています。

この本は、この後、『下』があります。

この『上』だけだと、個人的には「そうかもしれないが、つまらない」と感じています。さて、この先の展開が楽しみです。追って、概要を報告しますが、冒頭で書いたように、『やり取りが会話形式が書いてあり、文書も砕け、ふざけた所ときちっとした定義を書いている所があり、読者を飽きさせない』内容なので、上記内容が、すーっと入ってくると思います。購入することもおすすめします。

0 Lei 下(さとうみつろう)」もご参照ください。

■「Rakuten」「Amazon」へのリンク

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