令和2年年賀状2等
お年玉の景品の特賞は、その時代の反映。1950年代は、ミシン。
子どもの頃、年賀状を書くこと、貰うことが楽しくてしょうがなかったが、今は、Facebook、LINEなどのSNSですっかり影を落としてしまった感がある。
1949年(昭和24年)から始まった年賀状の制度。子どもの頃から考えると、40年以上続けたことになる。あと何年この年賀状のシステムが継続するのかも怪しくなってきた。入社した時の大先輩の方からは、今年最後の年賀状、というあいさつも入るようになってきたし、若者は前述のSNSで十分。私の子供たちも、スマホを持ち始めると年賀状は一枚も書いていない状況だから郵便局も時代に合った新たな施策を考えるか、どこかでばっさり終了させるしかないように思える。
子供の頃、3等が当たり、便せんセットをもらったことが1度あったが、今年の年賀状で、それを上回る2等が当たった。妻が、「年賀状片付けるね」というので、私が「当選番号調べた?」「一応見ておこうか。」なので、調べていなかった。まあ、当たらないでしょうという思いの裏付けです。その後、妻が、当選番号の情報をネットで調べて「全く当たらないね。。。あっ2等だ。本当に2等だ。当たるんだね」と言う。もちろん当たることはうれしいが、格別大騒ぎするほどでもない。そのまま仕舞わなくて良かったね。今年の年賀状の景品は以下の通り。
- 特別賞として「東京2020大会応援賞」
- 1等「プレミアム賞品(国内旅行、アクティビティ体験、ロボホン、ドローンの4点の中から1点)又は現金30万円」
- 2等は、「ふるさと小包など」
- 3等「お年玉切手シート」
これからの年賀状のシステムについて若い人向けの新しい施策となると、今の葉書より安い金額でネットで宛先と絵柄(写真、絵、文字など)を登録して、各地方の郵便局毎に、その家庭用の登録分をまとめて紙に印刷して元旦に届けるのがいいかな。紙でもらうという良さも年賀状としては残したい気がしている。そして、当選発表もある。当選景品は、送った人と送られて人の両方に提供する。景品も、電子マネーで良い気がします。ネットでまとめて印刷すれば、年賀状の仕分けも、流通も楽になる。ただ、今以上に、個人情報をきちんと管理して、印刷したら廃棄するくらいをしないと駄目でしょう。
年賀状の始まりは、第二次世界大戦後、年賀状で互いの消息がわかるのにと思い、更にくじのお年玉をつけ、さらに寄付金を加えれば夢もあり、社会福祉の為になるったのが最初の発想だったそうなので、その思いは引き継がれてほしいと思う。
皆さんも、もし年賀状の当選番号見ていなかったら、郵便局のサイトなどからどうぞ。もしかしたら、当たっているかも。。。今年は、ダブルチャンス賞として、郵政記念日である2019年4月20日(土)に2回目の抽せんがあり、特別な切手シートがもらえるらしい。
過去の景品で時代を反映した商品は以下の通り。最近、現金を求める声が大きくなり今回のように1等は、30万円になったりしています。
1950年代
- 特賞 ミシン
- 1等 純毛洋服地
- 2等 学童用グローブ
- 3等 学童用こうもり傘
1960年代
- フォームラバーマットレス
- 35ミリ判カメラ
- ポータブルテレビ
- トランジスタテレビなど
1970年代
- カセットテープレコーダー
- 折り畳み自転車
- ラジオ付きカセットテープレコーダー
- ラジオ付きテレビ など
1980年代
- カラーテレビ
- 電子レンジ
- カメラ一体型ビデオ
- 海外旅行 など
1990年代
- 海外旅行券またはAVテレビ
- 羽毛布団
- 日本語ワープロ
- ワイドテレビ など
2000年代
- 電気自動車
- 食器洗い機+食器セット
- ノートパソコン
- ハイビジョン液晶テレビ など