明王院(鎌倉)/ Myoouin Temple in kamakura
鎌倉幕府の鬼門の役割を成す「明王院」、元寇勝利を祈願した場所。きれいな境内でした。
暦上、真冬のなのに、春のような日が続いている。この日は、14度快晴。
久しぶりの鎌倉神社仏閣巡りです。フリーペーパー「KAMAKURA MAP おしえて鎌倉」を眺めていて、まだ行っていない場所で、「緊急事態宣言」中なので電車に乗らずに、自転車で行けるところを検討。
十二所地域(鎌倉の東端)に訪れました。
■目次
- 「明王院」とは
- 明王院 山門
- 明王院 本堂と境内
- まとめ
■「明王院」とは
「明王院」(Wiki)は、将軍が発願して建立された唯一の寺院です。その将軍は、鎌倉幕府四代将軍 藤原頼経で、1235年のことです。
鎌倉市の北東に位置してる「明王院」は、鬼門に当たるため鬼門除けとして、鎌倉では唯一の五大明王を奉っている場所です。
- 不動明王(ふどうみょうおう)
- 大威徳明王(だいいとくみょうおう)
- 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)
- 隆三世明王(ごうざんぜみょうおう)
- 金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)
国難からの救済、強い祈願の場合は、護摩法要をするそうです。
元寇のときも異国降伏の法要がされたとのことです。
今でも、だれでも参加可能な護摩法要が毎月28日13時より行われているそうです。
宗派:真言宗泉涌寺派
山号:飯盛山
院号:明王院
別称:五大堂
建立:1231年(寛喜3年)
開山:定豪
開基:藤原(九条)頼経
本尊:五大明王
■明王院 山門
「鎌倉」からバスに乗り、「泉水橋」バス停より徒歩3分のところにあります。金沢通りから、北側に入り込んだところに、寺標が見えてきます。
山門は、木製の質素ながらも何か歴史や厳粛さを感じさせます。
■明王院 本堂と境内
山門を抜けると、目の前に、綺麗に整えられた境内が見えます。右手には、白梅がきれいに咲いていましたが写真は撮っていません。境内に入っての写真撮影は禁止と書かれているので、境内の外からの撮影になります。
私より、10歳くらい年上の御夫婦が参拝し帰るところでした。御主人から「ここ綺麗に手入れされているところですよね、家内が好きでよく来るんですよ」と声を掛けらて来た。「きれいにされてますね。初めて来たのですが、思っていた以上に良いところですね。」と返事をしました。その後、奥様が十分堪能されたのち境内から出ていかれました。
この「明王院」は、茅葺屋根で、境内だけでなく綺麗に手入れされていました。法要の場所だろうか、住職の方らしい方に、「境内の写真を撮るわけにはいかないでしょうか」とお聞きした所、「皆さまに同じようにお断りしていますので」ということで丁重に言われたので、きれいな枝垂れ紅梅、白梅などの境内と、茅葺の堂の写真を間近で納めることは出来なかった。
■まとめ
四代将軍、藤原頼経の要望で創建された「明王院」、鎌倉幕府の鬼門として役を成し、元寇をも退散させた由緒ある寺院。今も、護摩法要を行い、世の平和と多くの方の祈願を聞いてあげている。境内は、綺麗に整備され、非常に気持ちの良い思いがけない出会いでした。
■鎌倉にちなんだ品物
この鎌倉小川軒のレーズンウィッチ、むちゃくちゃ美味しかった。
鎌倉土産の定番。鳩サブレ―。
これはすごい。鎌倉の長谷の通りにある酒屋さんにあったすべての地ビールが組み込まれているのかも。。。美味しかったな。
江ノ電乗った帰り、ついつい晩御飯向けのお土産に買ってしまう。。。