干潮浅くて危険につき、ノーサーフ。でも波乗りに必要な様々な課題克服の問答をマンツーマンで出来たことは今後に大いに役立つ。ラッキー!
平日SUP。
週末にしようか悩んだけど、コンディションは大きく変わらないので人が少なそうな平日にしました。昨晩は、残業してやることはやって、この日にやることは決めていたので、午前中に海に行こうかな、と。
でもコンディションは、まったく良くない。雲多いけど晴れ間が多い日。10時時点の気温は、すでに23度。風は、東1~5m/sでこれは穏やかでVery Good。うねりは、南東で0.2mで、これも穏やかで、Not so Good! 問題は、潮位で、11時に干潮マイナス4cmでToo Bad!午後にする選択は、仕事の都合上ありえなかった。
先月当たりにも、マイナス4cmの時があって、3~4本乗ったけど、怖くてすぐしゃがむ感じで、まったく楽しくなかった。なので、スクールに行くときには、すでに、鎌倉の材木座と葉山の名島に行くつもりでいた。
スクールに着くいて、KBさんに上記旨を伝えると、「それがいいかも」ということでしたので、そのつもりになった。「意外にいい波だよ!」は流石になかった。
結構暑いけど日焼けしないように、シーガル下半身着て、上半身はタッパー着てからボード出して、KBさんに「海に出ます」というと「GTが、一緒にいくから。」とのこと。周辺には、GTくんが見当たらないので、「先行きますね」と伝えてビーチに出ました。
準備体操中に、GTくんが現れ、「今日、どうしますか?」と尋ねてきた。どうやら、マンツーマンのようである。「材木座と名島かな」と伝えると、「結構な距離乗りますね。」「以前、波がないとき、同じコースいったんだよ」「それでもいいのですが、もしよかったら、波乗りの課題を指摘しますのでどうですか?」という応え。「おっ、魅力的な誘いするね~。もちろん波乗りが上達するなら、是非教えてもらいたいよ」と伝え、方針決定です。
GARMIN SurfのモードをSUPに設定し、スタート。
GTくんと、プライベートな話を中心に道中会話しポイントへ。
ん~、やはりポイントには、以前のように浅浅で、ウニがゴロゴロしている棚が、30~40㎝くらいのところにあり、そこで、脛サイズの波が割れている程度。すでに、3名くらいのSUPの人はいたので挨拶したけど、ノーサーフ。
GTくんが、「(波乗り)やります?」と問いかけてきたので、まずは一本と思い、膝サイズの波が来たので、乗ろうとアプローチを始めたら、フィンが棚に引っ掛かり止まって、私は見事に浅い海中で放り出されました。(おそらく)ノーダメージでボードに這い上がり、GTくんに「ダメだ、フィンが当たって怖いね」というと、「じゃあ、逗子マリーナの先端のところまでクルーズして、課題を指摘します」ということになったので、ポイントから外れ、クルージングです。
視線は、目標の場所に持って行き、膝を軽く曲げ、パドルはなめらかに、出来るだけ前方に差し入れ、足でボードを気持ち押し出す。それを何回か繰り返す。
GTくんが「大谷さん、結構漕ぐの早いですね」というお褒めの言葉があり「それは、良く言われます」と謙遜せず回答。クルージングについては、特にGTくんから何もコメントが無かった。
GTくんから「何か気になることがあれば何でも聞いてください」と、フリークエスチョンの時間にいきなり入った。。。。マンツーマンなので、波乗りに関する1つ1つを順番に聞いてみようと思い、
- 「波待ちの時、気を抜くと結構落ちるんだけど、どうしたらいい?」→「ああ、確かに大谷さん落ちますよね。大谷さん、細くて背が高いから、波や風の影響受けやすいんですよ。(地震の際のた建物の揺れのたとえ話をしてくれた)実は、皆さんほとんどの人が不用意に波待ちしているんです。僕は(GTくん)は、SUPは、横の風、波に弱いから風と波の向きをいつも気にしていて、風があるときは、風上の方向に向くようにしています。そして、波が来たときは、その時だけ、波の方向にボードの向きを変え、そしてまた風上に向けを戻します」とのこと。参考になる~。
- 「足幅は、スクールの人見ると、広くとる人と、狭くとる人がいて、KBさんからは狭くするように言われているけど、どう?」→「狭く取ってください。プロの方が狭くすべきだと言っているのですから」やはりそうだよね。
- GTくん「波に乗るときはどうです?」→「ちょっと前まで、ノーズが刺さることが怖くて、波乗りの瞬間、後ろ足に体重乗せ気味だったんだけど、最近、5年経ってやってようやく前加重で乗るれるようになり、それができると、ボードコントロールがしやすくなって、曲がりたいときに、後ろ足に荷重をかけ踏み込むと曲がりやすくなることが体感できるようになってきた。まだ無意識には出来ないんだけど、確率が上がって来た。」→「この前、大谷さんが、波に乗ったら、横滑りをスーッとやっているので、へーっと思ったんですよ。そう、そういう事なんです。僕は、ホレた波で、(後ろ足に荷重を移すことなく)前加重をずっとしているんです。これ話すと、皆さん波乗れなくなるんですけど、ノーズが浮いて来て刺さらないんですよ」→「えー、怖いな~、これからちょっと意識してみようかな」
- GTくん「大谷さん、波乗る瞬間、周りの声聞こえていますか?」→「何か言っている??聞こえていないという事かな。」→「そう皆さん、波乗る瞬間、一生懸命漕ぎに夢中になって、周りの声が聞こえていないんです。サーファーのビデオみます?サーファーが波乗るとき、腹ばいから立ち上がる間、周り見てから立ち上がるんですけど、あの間が必要なんだと思います。僕なんかは、2回漕いだら波に乗ることを目標にしていて、一生懸命漕がないんです。」→「そうだね、GTくん含めて上手な人たちは、そんなに漕がないよね。分かった、そのためには、簡単に波乗れるポイントに居る必要があるよね」
- GT「そう、大谷さん、ポイントからいつも外れていますよね」→「そう、ポイントに行くと乗りやすいのは分かっているんだけど、うまい人達がいるし、人がいるから、意識して外している。譲っているのかな。上達するには、ポイントから乗るのが良いのは、KNさんにも言われているんだけど、KNさんも「自分たちがいるから遠慮しているよね(笑)」と言っていた。」→「ポイントからずれたところから乗る際に、大谷さん、乗れなかったとき、その次の波に乗ろうとするでしょ。あれは、やめた方がいいです」→「それは間違いなくやっている。一応、後ろから誰も来ていないことを確認して乗っているけど」→「それは、大谷さんが乗れなかったから、次の波に乗らなかったと考えた方がよくやめた方が、周囲の人たち(特にローカルの人)に対しては、マナーとして守った方が、一人で来た時に、嫌な顔されなくなります。もっとも、そういうことする人、いっぱいいますけど。。。」
- GT「ターンの時、どうやっています?」→「こう体ひねってるけど」→「パドルをまず持ち替えてターンのポイントを決めて、まず上半身から下半身全体で形を決めてパドルの先を中心に、ターンに入ります」→「こうかな?」(落水する。。。)→「よく、上半身だけでターンしようとするのですが、視線を曲がっていく方向に移して体全体でねじる感じ」
- GTくん「そうそう、大谷さん、波に乗る瞬間、どこ見ていますか?」→「まっすぐ正面」→「今度から、進む方向をみてください」→「意識してみる」
- GTくん「サーフスタンスの回転には、ピボットターンが良いんです。これできる人結構すくないんですよ」→「これ?」といって、得意な方で回転してみる。→「結構できますね」→逆回転すると落水→ちょうど傍に来たFJさんから「ピボットターンの練習なら、ビーチ付近の方が安心してできるよ」と。
ということで、3人で、ビーチに向かうことになった。
途中、私は、前足に荷重をかけ、後ろ足を大きく引いて拇指までボードに付けて、低い姿勢でサーフスタンス漕ぎを始めた。前足は、ハンドル部分。
- GTくん「サーフスタンスで、そんなに漕いだら体が上下してバランス崩してしまいます。ゆっくり深くパドルを漕いで安定させてください」→パラレル姿勢から、サーフスタンスに切り替え、ゆっくり漕ぐように心がけ何回も繰り返す。結構、前足の太ももパンパンになってきました。
- FJさん「もっと骨盤を正面に向けて漕いで」→「こうですか」→「そう」→私、落水。→私「FJさんは正面向いて波乗っていますけど、ほとんどの人、横見て乗っていますよね」→GTくん「あれは良くないけど、言う事聞かないからね」→FJさん「自分も正面にきちんと向かせるとバランス崩して難しいんだよ」→「意識してみます」
- ビーチ近くなって、ピボットターンを何回か繰り返すも、GTくん「前加重で、後ろに下がっていくと、ノーズが上がってくるので、バランスを意識してみてください」→それから、前足ハンドル位置からサーフスタンスの姿勢で少しずつ下がって、バランスをとる。そして、また、元の位置にもどって、また下がることを繰り返すが、やはり、バランスを崩してしまう。これは、今後も時々波待ちや波がないとき練習することにする。
GTくんは、最後に、「大谷さん、一生懸命にSUP来て練習しているので、話を聞いてくれそうだったので、練習のお誘いをしました。最近、YKさんとか○○さんとか○○さんが、色々聞いて来て、上達しているんです。」
スクールの建屋に戻ってからGTくんに「今日は、色々ありがとうね」、GTくん「少しでも糧にしていただければ。」→「少しでも糧にしないとね」→笑い。
帰宅前にはGTくんの姿が見えなかったので、KBさんに「今日は、GTくんが、心構えや技術の基礎をきちんと教えてくれました」「そうよかったね」「お疲れ様でした」と自転車に乗って離れました。
なかなかに充実した練習でした。課題を1つ1つ克服していかなねばね。
初回~最新のSUPスクールで実際に私が学んだ内容をまとめています。ご参考になれば幸いです。
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