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ライオン 25年目のただいま(2017年)

インドの迷子サルーは、遥かオーストラリアから25年の時を経て再び母に会うという奇跡的な実話。Google Earthが役に立つ。

主人公は、インドの小さな田舎に住むサルーと呼ばれる実在する5歳の男の子。目の見えない母親と、兄と妹との暮らし。兄のようにもっと大人に近い仕事がしたいとサルーは思い、無理を言って、兄について町から1500km離れたカルカッタに列車に潜り込んでいきます。ホームで、兄が朝まで離れないで待っててくれと言い残し仕事探しのために、サルーを残していきます。

5歳のサルーは、心もとなく、兄を探しに動き始めます。そして迷子に。駅には人が大勢いるが、ヒンディー語のサルーは、ベンガル語の人たちと会話ができない。ついに、孤児院に収容されます。ところが、養子縁組の希望者が現れ、オーストラリアのタスマニアに引き取られます。

インドとは違う裕福な生活が待っていました。しかし、望郷の思いは募るばかりだが、表に出さず新しい父母の期待に応え好青年に成長します。あるとき、インターネットのグーグルアースで、微かな記憶を頼りに自分の家を探し始めます。

諦めたその時、漸く記憶の片隅のイメージと重なる田舎町の駅を見付けます。そして父母に相談し、インドへ向かうことに。

そして、駅から思い出をだとり、自宅近くまでたどり着く。が、家族はすでにいない。周囲の方に聞くと、母を中心に、村の人たちが出迎え祝福される。目の見えない母は、サルーの顔、頭を撫でまわし喜びに満ちる。

「サルー」って、ヒンディー語で「ライオン」という意味。親は、子どもにそういう名前を付けていた。実話であるだけに、非常に感動する作品です。サルーの青年役は、デーブ・パレール。養子先の母は、ニコール・キッドマン。

Ohtani Hisao

1967年生まれ。高校卒業まで大阪→名古屋→福岡→島根で生活。今は、神奈川県逗子市に在中。都内の会社に勤め、同居は、妻と子供2人(2020年時点 大学生)。無理をしない程度に、読書、映画、美術鑑賞、スポーツを楽しんでいます。特に2019年春からSUP(Standup Paddle Surfin)に奮闘中です。ブログで奮闘ぶり更新中です。

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