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雑談力が上がる話し方(齋藤孝著)

無理せず相手をほめて、相手に話をさせて、自分の価値を高める「雑談力」

2010年に初版が出た後、10年弱ロングセラーの本である。齋藤氏の知名度と「雑談」という普段の何気ない生活の中で多くの人が気にしていることがテーマのためだろう。私も5年くらい前、つい購入してしまった。

私も、雑談力は低いです。仕事で共通の話題があるのならいいのですが、特に接点がない方に対して、天気の話の次に何話そうかな?と考えてしまう。少しでも雑談力を上げるヒントになればという期待があった。

「雑談というのは、あなた自身の人間性とか人格とか社会性といったものがすべて凝縮されている。そして、その「すべて」をたった30秒の何気ない会話の中で見破られてしまっている」と書かれている。ちょっとドキッとしますね。

テーマは、「周囲の人に安心感や信頼感を与え、より多くの出会いやチャンスをつかむために、社会性とコミュニケーション能力という、人生を豊かにし、仕事はもちろんのと、あらゆる場面で必要とされる最強の能力を自分のものにする」ことです。気になったことを書き留めます。

  • 無理に話をまとめない
  • 抽象的、一般論的な結論をださない
  • 落ちを作らない、ズルズル引き延ばす
  • 結論が出る前に、別の話題に変えていく
  • まず何でもいいから相手をほめる
  • 相手に主導権を持たせ、聞き役に回る
  • 相手の話題に乗っかかって切り返す
  • 一問二答以上で相手に返す
  • 自意識、プライドのハードルを下げる、
  • 生活のトラブル話、日々の疑問は良い話題
  • 伝聞情報
  • 企画会議は飲み会のように、飲み会は企画会議のように
  • 雑談力はビジネスを動かす突破口
  • 人、マンガ、テレビから学ぶ
  • 雑談の記憶が、その人との距離を縮める
  • 甘え上手になる、ガス抜き

本には、もっと具体的な例が紹介され、読みやすくなっています。いろいろな場面で自分を支えてくれる「雑談力」を身に付けて、楽しい人間関係を築いてみてはいかがでしょうか?

Ohtani Hisao

1967年生まれ。高校卒業まで大阪→名古屋→福岡→島根で生活。今は、神奈川県逗子市に在中。都内の会社に勤め、同居は、妻と子供2人(2020年時点 大学生)。無理をしない程度に、読書、映画、美術鑑賞、スポーツを楽しんでいます。特に2019年春からSUP(Standup Paddle Surfin)に奮闘中です。ブログで奮闘ぶり更新中です。