Categories: 和菓子

わらびもち(鎌倉 段葛 こ寿々)/ Warabi mochi by Kamakura Kosuzu

鎌倉 こ寿々の「わらびもち」、このもっちもっち感は、永遠に食べられそう。

神社参り目的で、鶴岡八幡宮の表参道(段葛)に沿った沿道を歩く予定でいたので、お蕎麦屋「こ寿々」(HP)の「わらびもち」を購入することを決めていた。

私は、もちもち、ぷるんぷるん系の食べ物が好きなので、「わらびもち」は大好きなデザートの一つです。

■目次

  1. 鎌倉段葛「こ寿々」のお店
  2. 「わらびもち」とは
  3. こ寿々の「わらびもち」
  4. 固くなった場合の復活方法(お店の人に確認済)
  5. こ寿々の「わらびもち」の包装、パンフレット
  6. 商品概要

■鎌倉段葛「こ寿々」のお店

鎌倉八幡宮の表参道である段葛(桜並木なので桜の時期は多くの人出がある)の若宮大路に、八幡宮に向かって右側に、お蕎麦屋さんとして店を構えている。

写真を見ての通り、古都鎌倉にマッチした木造土壁の和風古民家の外観です。店の前の柳の木も良い感じです。単にお食事だけでなく、甘味処の「わらびもち」目的で、デートなどにも利用されます。

この日は、コロナの影響もさることながら、夕方4時頃だったので、ちょうど食事の時間帯からずれていましたので、行列はなかったのですが、普段は、行列ができているお店です。

鎌倉 段葛 こ寿々 蕎麦とわらびもちのお店

■「わらびもち」とは

わらびもち」(wiki)によると、「わらび粉を原料とする柔らかく口どけの良い和菓子。 きな粉や抹茶の粉、黒蜜をかけて食べるのが一般的となっている。」

わらび粉はワラビ(わらび/蕨)の地下茎から得られるデンプンのことです。(下図)私は、田舎の子だったので、家族で春先の山道の沿道を歩いて、わらびやゼンマイなどの山菜を採って、食卓で食べたものです。

この地下茎を使って「わらびもち」にしていたことは知りませんでした。結構頑固な地下茎だったのは覚えています。

このわらびから採れたデンプンは、非常に高価なので、通常の「わらびもち」は、芋、タピオカ、葛などの他の植物のデンプンを混ぜて使うことが多いようです。

わらび 蕨

このわらび粉を収穫するには、一年目の二月にわらび畑を焼き、二年目の十一月から翌年一月にかけて、若芽が出る前に根を収穫します。こうして収穫された根の中に含まれている澱粉はわずか四~六%です。この貴重な澱粉を抽出するため、根に付着している泥等の不純物を洗い流し、沈殿・分離という作業を幾度も繰り返します。さらに、抽出された純粋な澱粉を脱水し、網バットに並べて自然乾燥すること約五十日間、収穫からおよそ三ヶ月かけて、やっと「わらび粉」が出来上がります。

■こ寿々の「わらびもち」

上記のように、「わらび粉」は非常に希少価値の高いものといえます。そのため国内での生産量は非常に少なく、とても高価なものとなっています。

この国産の本わらび粉を使い、昔ながらの製法で毎日製造しているそうです。銅鍋でじっくり練り上げる素朴な手作りわらび餅は、独特の弾力ととろけるような食感が楽しめます。

また、同封している「黒蜜」と「きな粉」にも妥協はないようです。

「黒蜜」には、沖縄波照間島産の黒糖を使い風味豊かな自家製黒蜜にしています。若干酸味があるように思えます。

「きな粉」にも国産きな粉(大豆)を利用しているようです。

下の動画は、「わらびもち」のぷるんぷるんの様子を撮ってみたものです。

わらびもち ぷるんぷるんの動画(鎌倉 段葛 こ寿々)

わらびもち」、黒蜜ときな粉を掛けずに、そのまま食べてみます。

ほんのり甘く、口の中で、いつまでももぐもぐ噛んでいられる食感です。これに黒蜜ときな粉を掛けるのはもったいない気がしたりします。

■固くなった場合の復活方法(お店の人に確認済)

購入当日の「わらびもち」は、このように黄色味のある半透明で、ぷるんぷるんですが、お店の人に言われた通り冷蔵庫の野菜室に入れておくと、翌日には、白色の物に変わってしまい、あのぷるんぷるんはどこかに行ってしまいます。

わらびもち(鎌倉 段葛 こ寿々)

柔らかくするため電子レンジを温めたところ、一旦大きく膨れ上がり(粘性のある餅だから)、外に置くと、次第に、色が、元の色に落ち着いてきます。食感もかなり戻ってきますが、やはり完全には戻りませんでした。

これは、湯煎の方が良いのかなと思って、別の日に、お店の人に確認したところ、沸騰させないように湯煎し、氷水につけると、食感と風味がほぼ残ったまま楽しめるとのことです。

■こ寿々の「わらびもち」の包装、パンフレット

これは、9個入りの「わらびもち」です。

わらびもち 9個入り(鎌倉 段葛 こ寿々)
わらびもち 9個入り 包装内(鎌倉 段葛 こ寿々)

こちらは、1つ1つが少し小さめサイズで6個入りの「わらびもち」です。

わらびもち 小6個入り(鎌倉 段葛 こ寿々)
わらびもち 小6個入り 包装内(鎌倉 段葛 こ寿々)

こ寿々」の手提げ袋。

鎌倉 段葛 こ寿々 手提げ袋

同梱されたパンフレット。

鎌倉 段葛 こ寿々 わらび餅のパンフレット(表)
鎌倉 段葛 こ寿々 わらび餅のパンフレット(裏)

商品概要

販売会社 段葛こ寿々  鎌倉市小町2-13-4
販売場所 段葛こ寿々、こ寿々CIAL鎌倉店、由比ガ浜こ寿々、こ寿々わらび餅蔵
重さ(9個入り) 213g(わらびもちのみ)
サイズ 125mm X 80mm X 22mm
ごほうび度(価格/重さ)=3.8
主な原材料 わらび粉(蓮粉、本蕨粉)(国内製造)、砂糖、黒糖、餅餡、きな粉(国産大豆)/加工デンプン
賞味期限 1週間(冷蔵庫野菜室)
個人的な見た目評価(10点満点中) 7点
個人的な味評価(10点満点中) 9点

Ohtani Hisao

1967年生まれ。高校卒業まで大阪→名古屋→福岡→島根で生活。今は、神奈川県逗子市に在中。都内の会社に勤め、同居は、妻と子供2人(2020年時点 大学生)。無理をしない程度に、読書、映画、美術鑑賞、スポーツを楽しんでいます。特に2019年春からSUP(Standup Paddle Surfin)に奮闘中です。ブログで奮闘ぶり更新中です。

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