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鎌倉山ローストビーフ(鎌倉)

テレビ番組で何度も取り上げられ、妻が行きたがっていた名店「鎌倉山ローストビーフ」に行ってきました。コースすべての料理が素材を生かしたもので美味しかったです。かなり贅沢しました。。。。

私自身の47歳バースデーと結婚29周年の当日、「鎌倉山ローストビーフ」本店(HP)に予約を入れ家族4人で食事をしました。このレストランは初めてです。

テレビの様々な番組で取り上げられているレストランで、レストランの名前である「ローストビーフ」が有名です。妻が、いつかは行ってみたいとずっと思っていたレストランでもあります。1971年創業で、私と妻の生まれに近い年です。

子供たちも、次男がこの春社会人となり、巣立ち完了ということで、4人揃ったところで、ちょっと気張ってここに足を運んでみました。

コースは、ディナーは5コースありますが、下から2番目のコースを選択。スープで、「伊勢海老」を口にしたかったからです。それでも結構値が張ります(笑)。

鎌倉山ローストビーフ コース料理2

最寄り駅から鎌倉駅下車し、江ノ電側のロータリーに出て、タクシーを待つ。タクシー乗り場ポールの横に、外国の方が10人くらい並んでいるので、順番待ちはちょっと時間が掛かりすぎるので、「Are you wating for a taxi?」と話しかけると、「No」と言う返事。「よかったよ~」ということで、先頭で待つことが出来ました。2,3分待つと、下車目的のタクシーが1台やってきて、下車後、乗ることが出来ました。目的地を告げると「ゆっくり行きますね」と言ったものの、結構飛ばす。特に、鎌倉山に入ってからは、狭いくねくねした道を飛ばし、「鎌倉山ローストビーフ」の直前の曲がり角で、急ハンドルで右折。「ここの曲がり角、いつも分かりにくいんですよ」と。いやいや、そんなに急がなくても、こちらは十分時間に余裕があるから。。。カードで支払い(2000円)を済まし、15分くらい時間つぶしのために、坂道を上ってみると、目の前に、いつもの逗子海岸からは、縦に並ぶ、江の島と富士山が、左右に並んでい見える。下の写真の左下に「江の島」、右の太陽の下くらいに少しガスって墨絵みたいな富士山が見えます。さすが、鎌倉山は、金持ちの方や別荘がある場所だな~と感心してしまった。子供たちが、売地を見て、値踏みをしていた。鎌倉山、交通の便がとても悪いから住むのはどうかと思うけど、週末の別荘なら見晴らしが良くていいね。

鎌倉山から江の島、富士山の眺望(2024 May 4)

時間つぶしが終わり、先ほどまで通路の掃除をされていましたが、終了していたので、飛び石のアプローチを降りていきます。すると門があり、ここで、家族の写真撮影。この門から更に両側に木や草がある路を70~80m歩くと、本店の玄関がありました。そこで、出迎えてくれたレストランの方に、写真を撮ってもらいました。(非掲載)

鎌倉山ローストビーフエントランスへのアプローチ(2024 May 4)
鎌倉山ローストビーフ 門(2024 May 4)

レストランに入ると、戦前からある古い木造建築のフロアーが広がります。テーブル数としては、4人掛け6卓と個室1卓とゆったりとしている。それぞれのテーブルの横には、広めのクラッシックなソファーがあり、料理の準備が揃うまで、そこで腰を下ろす。

が、シャンパンを飲むなら中庭の席を利用できるということで、待ち時間は、中庭に出て、シャンパンで乾杯。(私の誕生日と結婚記念日に)中庭を挟んで「竹の間」があり、結婚披露宴などを行うバンケットで、この中庭もその時に使うようです。中庭には、桜の木、紅葉などの季節の木が植わっており、鶯のさえずりが響き渡っていました。自宅でも鶯やひばりのさえずりは耳にしますが、こういった広い空間で特別な時間を過ごしている時には、一段と素敵な一コマです。ゴールデンウィークは、披露宴はほぼ無く、こうして自由に使えるようです。

鎌倉山ローストビーフ 屋内から中庭を見る(2024 May 4)

レストラン内に案内され、窓際に案内される。

まず前菜。中央が、アワビのお刺身。歯ごたえが良く、まさにコリッコリッで、食べ応え十分です。左は、平貝のお刺身で、軽くあぶっていました。こちらは、柔らかく、甘ーい味です。鮮度は抜群。右は、ブランスパンの上に、フォアグラとジェルがのったもので、フォアグラの濃厚さがなんとも言えません。そういえば、久しぶりにフォアグラ口にしました。左下は。真鯛の多分洗いだと思う。臭みがなく皮の部分が歯ごたえが良く美味しかったです。醤油とホースラディッシュで辛みを効かせたトマトベースのカクテルソースです。左下は、後ほど出てきます。

生きた伊勢海老と稚鮎が皆に披露して、「これから調理いたします」と説明。

前菜 アワビ、平貝、真鯛、フォアグラ(2024 May 4)

前菜と共に、フランスパンが用意されました。このフランスパン、すごくおいしい。熱くて、周りの皮部分は、ぱりっぱりで、硬くない、中はもっちりで、どんどん食べられちゃう。子供は、5~6切れ頂いていた。

フランスパン(2024 May 4)

そうこれが、前菜の左下の空間に供された、「稚鮎の素揚げ」です。粗塩を少しつけて頭からかぶりつきます。この苦みが何ともたまらない美味しさです。臭みは無しです。鮎というと、3年前に亡くなった父が、私の子供を実家の鮎専門店に2度連れて行ったことがあり、美味しい天然鮎の刺身や塩焼き、揚げ物、ご飯を頂いたことがあり懐かしくあります。

前菜 稚鮎素揚げ(2024 May 4)

ちょっと目を中庭に移すと、少し暗くなってきました。ガスランプが良い味です。

鎌倉山ローストビーフ 中庭_2(2024 May 4)

シャンパンを飲み終わったので、赤ワインをボトルで注文。色々な種類があり、悩んだが、「ワインの味がしっかりして、飲みやすく、1万円前後」をシェフにお願いすると、是非ということで「ちょっと高めですが、ボルドーワインより間違いなく美味しいです。カリフォルニアワインは、実は品評会でも2年連続ヨーロッパワインに買った品質なんです」ということで、いつもは口にしないカリフォルニアワインを注文しました。

Clos du val (750ml) カリフォルニアワイン

続いて私がこれが食べたいために、ワンランク上げた「伊勢海老のブイヤベース」です。海老の芳ばしい香りは食欲をそそります。まず、スプーンで、スープを頂く。イメージでは、もっと色々な味がするのかと思ったのですが、伊勢海老の味噌と海老を焦がした風味が濃縮されている味で、お野菜はオニオンのみ少し入っているのみで、「へー、こういう味なんだ」という感想を持ってしまった。魚介(伊勢海老)の素材を楽しむためのスープでした。コクの甘味と苦みが口に広がる味といえばいいかな。

伊勢海老のブイヤベース(2024 May 4)

再度、外を見ると、かなり陽が落ちてきました。こちらのレストランの室内のライトと「竹の間」の室内灯が灯っていい雰囲気です。

鎌倉山ローストビーフ 中庭_3(2024 May 4)

いよいよメインイベント。

シェフ(5人くらいシェフがいました)が、ローストビーフをワゴンで運んできて、フォークで押さえながらナイフでお肉を水平にスライスします。人数分スライスし終わると、胡椒をペッパーミルでふりかけ、粗塩を目の高さから振りかけます。それから、お皿へのとりわけのため、いったん離れたところにワゴンを下げ、とりわけ後、テーブルに置く。近くで見ると、結構大きいです。サイドディッシュは人参とポテト。ホースラディッシュとクレソンが添えられ、ポテトの上には、ブルーチーズのゴルゴンゾーラを混ぜ込んだサワー系のソースが好みでトッピング。サラダもあります。

ローストビーフ カットのシーン(2024 May 4)

サラダは、当然ですが、パリパリです。特に種類という点では、家庭で食べられるレタス、キュウリ、トマト、ホウレンソウでした。ドレッシングは、フレンチドレッシング系です。

ポテトは、ねっとりと甘い味で、本当においしかった。人参は、明らかに素材のみの味ですが、砂糖のように甘かった。熱の入れ方もあるとは思うけど、最近、野菜って甘いよね。

ローストビーフは、とても柔らかく、噛まずに飲めるほどです。厳選黒毛和牛の霜降りで、ローストビーフへの熱の入れ方は、極めてレアです。ソースは、「グレイビーソース」か「しょうゆベースのソース」のチョイス。「グレイビーソース」を選択しましたが、実は、何かわからず、食しながら、子供が「肉汁のソース」と検索結果を教えてくれました。勉強になりました。特に、ソース自体は、それ程味がしなく、あくまでも素材の味を楽しむことが基本にあるようでした。

ローストビーフとサラダ(2024 May 4)

最後にデザート。ワゴンに載ったデザート。説明をしてもらったけど、その中から特定なものを選べないな~と思っていると、長男が、「全部でお願いします」と言うので、4人ともそれに倣う。

丸皿の1時付近にあるのが、「はちみつプリン」右回りに「パイナップルのコンフォート」「アプリコットタルト」「キウイとブルベリーのケーキ」「ベイクドチーズケーキ」「抹茶と小豆のケーキ」。別の器は、「カシスのムース」。どれも美味しかったけど、もう一度3品選ぶなら「はちみつプリン」「パイナップルのコンフォート」「ベイクドチーズケーキ」だな。妻は、途中でギブアップしていました。。。。さすがに子供と私と同じ量は厳しいでしょ。

デザート(2024 May 4)

もちろんコーヒーも。紅茶とのチョイスが可能でした。深入りの味でした。

珈琲(2024 May 4)

さあ~、食べ終わって、外を見ると、すっかり陽が落ちていました。

鎌倉山ローストビーフ 中庭_4(2024 May 4)

タクシーを呼んでもらい、鎌倉駅まで。(2500円) この時間になると、すっかり人がいなくなっています。鎌倉は、夜に遊べるお店がないので、夜が早いのです。

■鎌倉山ローストビーフの商品紹介






■レストラン紹介

うかい鳥山

人形町今半

Mercure Yokosuka Hotels

なだ万賓館

スーツァンレストラン陳

Porto/ポルト

日影茶屋

クイーンアリス

Ohtani Hisao

1967年生まれ。高校卒業まで大阪→名古屋→福岡→島根で生活。今は、神奈川県逗子市に在中。都内の会社に勤め、同居は、妻と子供2人(2020年時点 大学生)。無理をしない程度に、読書、映画、美術鑑賞、スポーツを楽しんでいます。特に2019年春からSUP(Standup Paddle Surfin)に奮闘中です。ブログで奮闘ぶり更新中です。

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