以前から妻からも言われ気になってた鎌倉老舗の和菓子屋がある。
いつもは、車で通るので、1台くらいの駐車場は有るものの交差点にあるため立ち寄るにはちょっとハードルが高い場所。
今回は、サイクリング(鎌倉神社仏閣巡り)の途中で、その「大町四ツ角」を通ったので是非と思い「御菓子司 大くに」(HP)に立ち寄った。
「御菓子司 大くに」は、鎌倉駅から徒歩7,8分少し歩きます。
2020年で創業84年(1936年夏季オリンピック ベルリン大会の年)、茶道が盛んな鎌倉で、和菓子の技術を磨いてきた老舗です。原材料にこだわり、すべて特上の原材料を使い手作りで製造することにこだわりを持っているお店です。
店頭に入ると、内装がきれいでした。
ショーケースには、いくつか和菓子が陳列されていましたが、午後3時を過ぎていたので、大半の商品は品切れになっていた。
一番のお薦めはなにですか?と店員にお聞きしたところ「麩まんじゅう」と言われたのですが生憎品切れでした。「麩まんじゅう」大好きなんですけど、次回の購入ですね。
一通り物色した後、この陳列の中で一番高いものは、「栗むし羊羹」。この時期「栗」は個人的に外せない。モンブラン、マロングラッセ、天津甘栗、栗ご飯、「栗」とくれば何でも気持ちが上げになる。ただ、「栗」系は加工が大変なので高いのですが、和菓子屋にとって「栗むし羊羹」ってそのお店のレベルが分かりやすいので、ちょっと高めですが、まず1点目は決定。
もう1点選びたく考えてみた。ちょっと味の想像は出来るが、ネーミングと雰囲気から興味を引いたのが「あんぱん饅頭」。
「栗むし羊羹」期待以上に美味しかったです。
何が期待以上かと言うと、栗の柔らかさと、羊羹の柔らかさが同じなのです。普通の栗蒸し羊羹だと、栗が固いことが多いのです。
また、その柔らかさに通じるのですが、羊羹がもっちりというかねっとりタイプで、甘さが抑えめで、「甘ーい」とならなく、非常に抵抗なく栗の素材と、小豆の素材を楽しむことができます。
しかも、写真で分かるように、大粒の栗が、どこを切ってもしっかり出てくるほど、敷き詰められています。栗好きの私には最高でした。家族4人で分け合ったので2切れしか楽しめなかったのですが、リピートしたい気持ちです。
価格も、他の商品に比べて高いのですが、このパフォーマンスなら(980円くらいだった)非常に良いと思いました。
続いて、「あんぱん饅頭」です。
購入する前に思っていた食感より、皮は、もっちりで芳ばしい感じでした。何だろう?昔どこかで食べた風味なんですが、思い出せないです。見た目では、黒糖の感じはしないのですが、黒糖の香りとそれを焦がした香りと、こし餡がマッチした感じですが、懐かしさを感じながら美味しいです。トータルとしては、未体験の食感と味です。180円。
「御菓子司 大くに」のシンボルマークは、「こづち」です。
手提げ袋は、無料で頂けました。