ホーキング(2004年)


カンバーバッチの名演技もさることながら、過去の課題を正面から取り組む学問に対する探求心にほれぼれするホーキング氏の作品

ベネディクト・カンバーバッチ氏が、スティーブン・ホーキングを演じる。

ホイル教授の下で、宇宙物理学の研究をしているホーキング。教授の家で誕生会が企画され、そこにやってきたジェーンと出会う。そこで、二人は、ガリレオ・ガリレイの話や、宇宙についての話を語り合います。ところが、ホーキングに突然異常が発生します。病院に運ばれ、そこから入院が始まり、検査の連続。同室の少年が亡くなったために、病名の告知を求め、筋ジストロフィーと知り、余命が2年しかないことを知ります。しかし、ホーキングは、博士号取得のために、研究テーマの模索が始まります。ホイル博士が唱えた、「ビックバン」に興味を持ち、ホイル博士の論文を徹夜で読み漁り問題点を見つけます。それを、ホイル博士の発表会で指摘し、ホイル博士から厳しい態度を受けます。シャーマ博士から、研究者のあるべき姿を指導され、その後、宇宙物理学に特異点「無(ゼロ)」があることに行きつきます。

その後、汽車で移動するとき、大きな発見をします。そのころ、ジェーンと急接近。周囲の教授も、彼の偉大な発見について、スティーブンの父に語ります。ジェーンとも結婚し、子宝に恵まれ、更に功績を積み上げていきます。「博士と彼女のセオリー」は、どちらかと2人の関係に主眼があったが、この作品は、学問への探求心に主眼が置かれた作品で、非常に興味深い感想をもった。

病気発覚後、2年の余命と知って、2018年3月14日荼毘に付すまで50年以上生きられた方です。自分の使命を全うしたいと思う探求心と妻の献身的なサポートが生きることへの活力になったのだろうと思う。

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