オンリー・ザ・ブレイブ(2017年)


自然の美しさと多くの人の命を守るために森林火災に命を懸けて戦うホットショットの勇気と悲しみの本当にあった話。

アメリカのアリゾナ州で2013年に発生したヤーネルヒル火災にグラナイト・マウンテン・ホットショットという消防精鋭部隊が活躍したという実際にあった話を基に作られた映画。

映画上の主人公は2人。隊長のエリック・マーシュと新入りのブレダン・マクドナウ。エリックは、「心の奥に、この美しい景色を。火災の洗礼を受けたら二度と美しい景色は見えなくなる。森林火災の恐ろしさを知ったら目の前に広がるのは燃料源」と隊のメンバーに説き、自然や住民を火災から守ることに強い使命を感じ、州立初の消防部隊を結成することを目指す。以前アル中だった女性を妻とし、子供を作らない合意で仲の良い夫婦生活を送っている。

一方、ブレダンは、ヤク漬けの毎日を送り、家族からも見捨てられている。付き合った女性と関係を持つが別れる。しかし、人伝えで彼女が妊娠をしてたことを知り復縁を持ちかけるが彼女は断り、一人で子供を育てることを告げる。そこから彼の一念発起が始まり、ヤクをやめ山火事の消防部隊に入る。給料からミルクや食事を彼女の家に気づかれないように玄関先に届ける。その内、彼女の彼の真摯な対応に心開き、娘を抱かせる。

映画の中では、3回くらい山火災があり、消防隊の活躍、メンバーが育っていく様が描かれ、自治体公認のホットショットになる試験では、監察官と意見を衝突し無視し自分たちの思う消火活動を貫き通し消化を成功させる。公認を諦めた所、合格の知らせが入り大きく盛り上がる。

エリックの妻は、次第に心変わりし、2人の間に子供を授かりたいと強く思うようになり、エリックに相談するが、エリックは頑なに約束が違うと断り続ける。

そんな中、ブレダンが妻と子供のためにもっと安全な仕事に就きたいとエリックに相談するが、エリックは私情を絡め「また、ヤクの生活にもどる、お前みたないクズを雇うところがあるか」と突っぱねる。

しかし、エリックは、妻の気持ち、ブレダンの相談との葛藤な中で、自分の非を認め、妻との間に子供をもうけることを考え始める。

その直後、ヤーネルヒル火災が発生。隊は、いつものように活動をするが、不運が続き火災は延焼する。エリックは、ブレダンに高台での火災情報の観察を命じ、また、自分の非を伝え、好きにしていいという。そこで、ブレダンのみ隊と別行動する。更に火災は彼らを襲い、ブレダンは命からがら別の場所に退避。彼を除く19名は、炎に囲まれ、ついに焼死してしまう。(43歳のエリック以下、21歳から36歳の若者たち)

生存者が一人居るという知らせに、関係家族が期待する中、残された彼が皆の前に現れると、絶望の雰囲気に変わる。そこに自責の念を感じたブレダンに、エリックの妻が、しっかり生きて欲しいと伝える。

そして、3年後、ブレダンは、娘と19名の隊員を弔っている樹齢2000年(以前、メンバーで火災から守った木)にお参りする。

映画自体は、在りそうな展開なので火災のシーンが途中途中挟まれ集中が保たれる感じだが、最後のシーンは事実であるだけに胸が締め付けられる思いになった。オーストラリアでの大規模森林火災のニュースがある中、森林火災と戦う人たちの壮絶さに感動しました。

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