すき焼き 人形町今半（横浜高島屋）
人形町今半の「すき焼き」を堪能。予定しなかった日本酒熱燗も頼んで、柔らかいお肉、野菜もあまり煮込まず素材の食感があり最高。人ひとり、ずーっとついてくれて調理してくれるんですね。贅沢な時間でした。
久しぶりに妻と横浜高島屋に行きました。
私のお財布の購入が目的。15年くらい使っている財布に艶も出てきたのですが、9月の熊野古道の雨と汗でびしょびしょになり、小銭入れが破れ、小銭が出てくる状況でした。
妻は、先回の「なだ万」の昼食の際に、次は「今半」と心に決めていたので11時に自ら電話予約を試みましたが、すでに予約で満席。外の待ち席にも人が並び始めているようで、半分諦めてショッピング後の11時15分に店前に行きました。確かにすでに8人待ち。他のお店は、ほとんど並んでいない状況なのですが、妻の強い意志で並ぶことに。もちろん私が並び、妻は、自分の買い物開始。
1時間後、「すき焼き 人形町 今半」ようやく店内に案内されました。運よく個室です。
4人掛けのテーブルに、額の絵と生花の花生けがありました。ちょっと照明が暗めで落ち着く雰囲気です。
ランチメニューは、3000円相当～4500円相当の料理が用意されています。妻と相談し、ランチメニューから選ばずに、お店の味を堪能するために、「すき焼きセット 特上」を注文しました。一人前約1万円です。セットは、前菜とデザート付きです。
前菜は、左上：蟹と山芋の煮凝りに人参と蟹味噌が添えていました。蟹味噌が少しですが、しっかり香りと旨味を楽しめました。
左下：酒粕がチーズ、栗の生麩、烏賊、柿に絡めてあり、クコの実がトッピング。酒粕は子供の頃、避けてとおりましたが、この年になってくるとコクがあり美味しいですね。
右上：子持ち昆布が3枚、青菜のお浸しに鰹節が掛かっている。この出汁が非常においしくて、三つ葉などのさわやかな香りもしました。
右下：鴨の燻製。味は濃くなく、臭み無く美味しくいただけました。つまようじには、焼き葱とジャガイモの実ぬかごがついていました。
飲み物は、お茶と決めていたのですが、妻が日本酒欲しくなるねと要望してくれたので、景虎の熱燗1合を頼みました。日本酒と一緒は更に美味しくなりますね、
膳の上には、秋を感じさせるイチョウの落ち葉、生垣のような品、お皿も紅葉をイメージです。
メインのすき焼き。肉は、「上」「特上」「極上」のうち、「特上」です。無難に真ん中。
季節の野菜は、銀杏、かぼちゃ、蓮根です。
「すき焼き」は、1人の方が終始テーブル上で調理してくれるのですね。すき焼き専門店でのすき焼きは初めてかもと妻と話し、すごく贅沢な時間です。
まず、HIの鉄板が熱せられると、割り下が注がれ、少し沸騰してくると霜降りお肉が温められ、表、裏と温め、色が変わると、生卵の器に盛られます。お肉は、北海道産の黒毛和牛です。
すき焼きを食べながらご飯を食べたいので、最初にご飯とお味噌汁（なめこ、ワカメなど）を出してもらいました。
お肉、もちろん、柔らかく美味しいです。結構割下の味がしっかりついており、ご飯をかき込みたくなる気持ちを抑えて、品よく食しました。
その後、お野菜、白滝、豆腐類が温められ、軽くぐつぐつ。そして、2枚目のお肉が投入されます。
ここで、生卵がリフレッシュされます。
お野菜、蓮根、葱、しいたけは、それ程煮ていないのに、程よく火が通っていて歯ごたえもあり、いつも家でやっている形が崩れるまで煮込むのとは違っていい発見でした。
一通りすき焼きを頂くと、生卵が濁んだ後の割り下に流し込み、とろとろの卵とじをつくり新しいご飯に掛けてもらいます。山椒もトッピング。
最後の締めは、私は柚子シャーベット。妻は、バニラアイスクリーム、他に抹茶アイスクリームがありました。柚子の果肉が入っていて、柚子の香り、苦みが堪能できました。美味しいです。リンゴのコンフォートが一切れ添えていました。これも美味しかった。
今半の看板料理を楽しむことができ、かつ人ひとりサービスに付いてくれて、一人1万円は非常に有意義な時間を過ごせました。
