日影茶屋（葉山）/Hikage Chaya in Hayama

2020年12月21日 / レストラン

久しぶりのちょっと贅沢ランチ、葉山の日影茶屋の「ひかげ弁当」を楽しみました。富士山も綺麗。

有給休暇消化で、早くも冬休み突入の初日、大学生の息子2人を家に置いて、こっそり妻と2人で、予約もなく、ふらっと葉山の「日影茶屋」(HP)でランチをしました。久しぶりの贅沢ランチです。

休暇と言っても、結局テレワークなので、11時まで、14時～17時までは会議参加やメール処理をしていたのですが。。。。まあ、業務が止まってしまうと後で大変なので、やむを得ないかな。

「日影茶屋」は、創業3百年余年の葉山にある本格的な日本料理店です。まだクリスマス前ですが、日本懐石料理店なので、一気にお正月バージョンです。立派な門松が飾られていました。

日影茶屋（葉山）/ Hikage Chaya in Hayama New Year Version

■サザンオールスターズの「鎌倉物語」の歌詞に出てくるお店？

サザンオールスターズ（Wiki）の原由子が歌った「鎌倉物語」の歌詞に出てくるお店とずっと思っていたのですが、歌詞には、日陰茶屋だったり日影茶屋だったり、Webの書き込みでは、そのそのお店だと断定していたり、すみません、真相はよくわからないです。

「♫鎌倉よな～ぜ、夢のよ～な　虹を遠～ざける　（中略）　砂にまみれ～た　夏のひ～は　言葉もいらな～い　日陰（影）茶屋で～は　お互い～に　息をひ～そめてた♫」

一応、今までの思い込みを信じて、そのお店ということにしましょう。

■日影茶屋のお庭

日影茶屋には、多分5回目くらいだと思う。前来たのは、4，5年前、その前は、子供がまだ幼稚園くらいで15年以上なので、近くにあるお店ですが、そうそう気軽に食べに行くところではないです。とにかく久しぶりです。

日影茶屋には、庭園というかお庭があります。

椅子席といわれる一般席と、特別の日に使われる「はなれ」があります。

その「はなれ」は、周囲が池のため、一般席のある建物から「はなれ」には、アーチ状の木の橋を渡っていきます。

季節折々の木々が植えられており、その季節によって目を楽しませてくれます。

この時期は、紅葉も終わったところですので、青々とした竹と笹を見ることができます。

庭園では、新年に備えて、餅つき用の杵と臼が置いてありました。15年くらい前には、新年明けだったので、餅つきを楽しんだ記憶があります。

また、火鉢も置いてあり、手をかざすとほんのりあったかさが伝わって、このきりっとした冬の寒さで、かじかむ手を温めてくれます。こういう何気ない仕掛けがいいですよね。

■お食事「ひかげ弁当」

ランチには、「ひかげ弁当」の他、2つの懐石料理が用意されています。

今回は、「ひかげ弁当」をオーダー。

「ひかげ弁当」お品書き / Lineup of Hikage Bento (Lunch Box)

玉子豆腐に、蟹肉のあんといくらが乗せてあります。蟹の出汁があっさりとした豆腐の味に深みを持たせてくれます。

芯取菜と帆立の煮浸しです。芯取菜は、白菜のようなお野菜です。帆立の塊がいくつか入っている非常にあっさりとした品のある味です。

きのこの御吸物、平茸など複数のきのこ類が楽しめます。ごはんは、銀杏（ぎんなん）と零余子（むかご）です。家ではなかなか作ろうと思わない炊き込みごはんの具材です。ちょうど銀杏も黄色い葉を落と共に実を落としたところです。零余子は、山芋などの脇芽で土に落ちれば、芽を出し山芋になっていくものです。小さな御芋のような食感です。

お刺身は、鯛、勘八、刺身としては珍しい鰆。湯葉と野菜の煮もの、金目鯛の焼き物、お魚の南蛮漬け、さざえの壺焼き他、揚げ物（天婦羅）は、牡蠣と野菜でした。

水菓子は、洋梨のコンフォートに、洋梨のゼリーがトッピングされたもの。これは、今まで、日本料理らしいあっさりとした味付けでしたが、水菓子では砂糖がガツンと効いた甘さいっぱいの味付けでした。個人的には、もう少し洋梨の味、香りが楽しめたほうが良かったかな。

「ひかげ弁当」 4500円（税抜き）。

■日影茶屋の周辺

日影茶屋を出ると、右手には、逗子湾が見えます。海に向かって歩くと、CHAYA GROUP(HP)の「パティスリー　ラ・マーレ・ド・チャヤ」が三差路にあります。ここには、年に1回くらいは来て、お茶をしたり、ケーキを買ったりしています。更に海沿いを歩くと、1977年創業の「レストラン　ラ・マーレ」があります。この日は、定休日でしたが、通常、週末には行列ができる人気店です。入ったことはないですが、レストランから逗子湾、相模湾、富士山が一望できる素敵な場所です。