比叡山延暦寺(その1)


日本仏教発祥の地の1つ、最澄が開祖の比叡山延暦寺(叡山電鉄~横川地域~西塔地域)

日本三大霊場である恐山(青森県むつ市)、比叡山(滋賀県大津市)、高野山(和歌山県)の1つに数えられ、無信教の私でも、日本人として仏教発祥の場には一度は行ってみたい、行くべき気がしてならない、という気持ちになった。そこで、ここに「自分が在る」ことに対して、ご先祖への感謝をすることにも適切な場所と思った、というわけである。

叡山電鉄(出町柳駅)
叡山電鉄(出町柳駅)
八瀬比叡山口(高野川)
八瀬比叡山口(高野川)

滋賀県への出張があった。当初、13時からの打ち合わせだったが、15時に変更された。これを受けて、今まで、行こう行こうと思ってなかなかチャンスが無かった「比叡山延暦寺」が頭に浮かんだ。好きな歴史小説で、何度も「比叡山焼き討ち」の話は出てくるし、たまたま数週間前にみた「ブラタモリ」で、延暦寺やっているのも見たし、自分の中で気分が最高潮に達した。

叡山ケーブル(ケーブル八潮駅)
叡山ケーブル(ケーブル八瀬駅)
八潮かえで(Yashio Kaede)
八瀬かえで(Yashio Yase)

滞在時間を見積もると、15時には滋賀県のある場所に行く必要があるので、13時半には坂本ケーブルに乗る必要がある。延暦寺のホームページや情報を見ると、早く回っても、バスの時間が30分単位なのでそこに律速され、2時間プラスバス移動時間が必要のようである。2時間半は最低限必要とすると、11時には見始める必要がありそう。そうすると、自宅の最寄り駅、6時前の電車に乗る必要がある。新幹線チケット購入直前まで、悩んだが、強行実行に決めた。

叡山ケーブルカーから京都を望む
叡山ケーブルカーから京都を望む
叡山ロープウェイ(ロープ比叡駅)
叡山ロープウェイ(ロープ比叡駅)

当日は、電車の大きな遅延もなく無事、京都経由で、JR奈良線→京阪本線→叡山電鉄叡山本線→叡山ケーブル→叡山ロープウェイで比叡山頂についた。10:30過ぎ。そこから5分ちょい歩いて比叡山頂についた。そこでバスを待つ間、景色を堪能、ちょうど秋晴れと紅葉が重なり、澄んだ景色、紅葉を楽しむことができた。眼下に広がる日本一の湖である壮大な琵琶湖は、感動的でありてっきり北側に見えるものは日本海だと思ってしまった程。

叡山ロープウェイ
叡山ロープウェイ
大津市を望む(比叡山頂より)
大津市を望む(比叡山頂より)
遠く近江八幡市沖島望む(比叡山頂より)
遠く近江八幡市沖島望む(比叡山頂より)

比叡山内循環バスに乗ると、一番遠くにある横川(よかわ)地域に向かう。一番近い東塔(とうどう)地域と少し離れた西塔(さいとう)地域に対して横川は、更に車で5分以上かかる。頂上から横川のバス停まで、バス料金は、680円と表示されているので、帰りのバスの事を考えると、1000円の「比叡山内一日フリー乗車券」(バス代フリー+ガーデンミュージアム比叡+延暦寺拝観割引200円)は、かなりお得です。フリー乗車券は現金支払いですが、通常の乗り降りはSuicaなどが使え便利です。

横川中堂(背面)
横川中堂(背面)
横川中堂(正面)
横川中堂(正面)

横川地域の入り口で、延暦寺全体の拝観諒を払った後、横川中堂、元三大師堂を拝観した。元三大師堂は、「おみくじ」発祥地と言われているが、聞いた所、「予約が必要で、2時間待つ必要がある」とのこと。ここの住職の方に相談事を聞いてもらい、運勢を聞かせてもらえるもので、かなり本格的なのです。ちょっと他もブラブラしていたので、途中から駆け足でバス停に戻った。

元三大師堂
元三大師堂
法華堂
法華堂
常行堂
常行堂

その後、バスで西塔地域で下車。常行堂と法華堂(2つの堂は廊下で繋がっている)、釈迦堂、浄土院を拝観した。ちょっと時間に余裕がなくなった感があり、しかも、バス停に行き、バスを5分ばかり待つよりは、そのまま東塔地域に行った方が効率が良いと考え、歩き始めると、いきなり、ながーい階段が待ち受けていた。また、杉の大木が倒れ、電線が引っ掛かり、しゃがんで潜らないと登れない状況だった。先の雨で倒れたのかな。結局、かなり歩き、それでも5分以上は短縮できた。

釈迦堂
釈迦堂
浄土院
浄土院
東塔へ 杉の大木が通せんぼ
東塔へ 杉の大木が通せんぼ

つづきは、「比叡山(その2)」を見てください。

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